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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Ultra Light - M-Business Anywhere プログラミング » Ultra Light for M-Business Anywhere 開発の概要

 

ページ間の接続とアプリケーション状態の管理

JavaScript 変数のスコープは、Web ページ 1 つに制限されます。ほとんどの Web アプリケーションでは複数のページが要求されるため、アプリケーションのページ間でオブジェクトを永続させるメカニズムが必要です。

Ultra Light for M-Business Anywhere では、ULTable、ResultSet、PreparedStatement の各オブジェクトについて永続性を用意しています。これらのオブジェクトをページ間で永続させるには、オブジェクトの作成時にパラメータとして「persistent name」を指定します。それ以降のページで永続的な名前を使用できます。

接続オブジェクトをページ間で使用するには、各ページでその接続を開き直します。それには reOpen メソッドを使用する方法があります。各 Web ページで JavaScript ファイルをインクルードして設定を初期化することにより、各ページで open メソッドを指定するという方法もあります。この方法の例については、サンプル・ファイル samples-dir\UltraLiteForMBusinessAnywhere\CustDB\main.htmsamples-dir\UltraLiteForMBusinessAnywhere\Simple\main_page.htm を参照してください。

ページ間で接続を開き直すための要件により、Ultra Light アプリケーションに対してセキュリティ機能が提供されます。セキュリティ機能を使用すると、ページ間を移動するときにユーザにパスワードなどの情報を確認させることを要求できます。

別の Web ページで Ultra Light オブジェクトが不要な場合は、メモリを節約するために、アプリケーションではそのオブジェクトに対して close メソッドを発行する必要があります。

参照