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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Ultra Light - M-Business Anywhere プログラミング » Ultra Light for M-Business Anywhere 開発の概要 » テーブル API を使用したデータ操作

 

現在のローの値へのアクセス

ULTable オブジェクトは、次のいずれかの位置に常に置かれています。

  • テーブルの最初のローの前

  • テーブルのいずれかのローの上

  • テーブルの最後のローの後ろ

ULTable オブジェクトがローの上に置かれている場合は、ULTable の get メソッドを使用して、現在のローの各カラムの値を取得できます。

次のコード・フラグメントは、tCustomer ULTable オブジェクトから 3 つのカラムの値を取り出して、テキスト・ボックスに表示します。

var colID, colFirstName, colLastName;
colID = tCustomer.schema.getColumnID( "id" );
colFirstName = tCustomer.schema.getColumnID( "fname" );
colLastName = tCustomer.schema.getColumnID( "lname" );
alert( tCustomer.getInt( colID ) );
alert( tCustomer.getString( colFirstName ) );
alert( tCustomer.getString( colLastName ) );

値を設定するには、ULTable のメソッドを使用することもできます。

tCustomer.setString( colLastName, "Kaminski" );

これらのプロパティへの値の割り当てによって、データベース内のデータの値が変更されることはありません。

位置がテーブルの最初のローの前または最後のローの後ろにある場合でも、プロパティに値を割り当てることができます。しかし、カラムから値を取得することはできません。たとえば、次のコード・フラグメントはエラーを生成します。

tCustomer.moveBeforeFirst();
id = tCustomer.getInt( colID );