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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー データベース管理 » データベースのメンテナンス » SQL Anywhere の高可用性 » データベースミラーリングシステムの設定

 

データベースミラーリングとトランザクションログファイル

パートナーサーバーは、起動されると、現在のトランザクションログファイルが存在するディレクトリ内のすべてのトランザクションログファイルを調べて、適用する必要があるファイルを特定します。データベースサーバーは、トランザクションログに記録された操作をデータベースに適用してから、プライマリサーバーとミラーサーバーのどちらとして動作するかを判断します。トランザクションログファイルとデータベースファイルは同一のディレクトリに格納できます。ただし、このディレクトリは、データベースの起動を遅延させる可能性があるので、他のファイルは入れるべきではありません。

プライマリサーバーロールを引き受けたサーバーは、ミラーサーバー上の現在のトランザクションログと同一の開始オフセットのトランザクションログを持ち、同様に、その後のトランザクションログファイルがあればプライマリサーバーの現在のトランザクションログファイルまでのものを持つ必要があります。

ミラーサーバーロールを引き受けたサーバーは、プライマリサーバーからトランザクションログページの受信を開始します。プライマリでトランザクションログの名前が変更された場合は、ミラーでも名前が変更されます。ミラーは、新しいトランザクションログページを、トランザクションログ用に指定された名前の新しいファイルに書き出します。

プライマリでは、トランザクションログファイルを定期的に削除できます。トランザクションログファイルの名前が変更されるたび、ミラーには、プライマリで削除されずに残っている最も古いトランザクションログファイルがどれであるかが通知されます。ミラーでも、通知されたものより古いトランザクションログファイルはすべて削除されます。

トランザクションログのトランケートを要求するプライマリサーバーに対してバックアップを実行している間は、ミラーサーバーが使用できなくなるので、プライマリでのトランザクションログの削除は、トランザクションログのトランケートとは異なる方法で実行する必要があります (たとえば、xp_cmdshell を使用して作成後 1 週間が過ぎたファイルを削除するイベントをスケジュールすることで実行します)。