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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー データベース管理 » データベースの開始とデータベースへの接続 » データベースファイルのタイプ

 

追加の DB 領域の考慮事項

注意

ほとんどのデータベースでは、データベースファイルは 1 つだけで十分です。しかし、大容量データベースを使用していると、多くの場合、追加データベースファイルが必要になります。また、追加データベースファイルは、別々のファイルにある関連した情報をまとめる場合に便利なツールです。

データベースを初期化すると、データベースにはデータベースファイルが 1 つ含まれます。この最初のデータベースファイルを「メインファイル」または「system」DB 領域と呼びます。デフォルトでは、すべてのデータベースオブジェクトとすべてのデータがこのメインファイルに配置されます。

「DB 領域」は、データ用の領域をさらに作成する追加のデータベースファイルです。1 つのデータベースは 13 個までのファイルに保管されます (メインファイル 1 つと 12 の DB 領域)。各テーブルは、そのインデックスとともに、単一のデータベースファイルに含まれている必要があります。CREATE DBSPACE という SQL 文で、新しいファイルをデータベースに追加できます。

テンポラリテーブルは、temporary DB 領域にのみ作成されます。

ベーステーブルまたはその他のデータベースオブジェクトを作成する DB 領域は複数の方法で指定できます。次のリストで先に示す方法で指定されている場所が、後に示すものよりも優先されます。

  1. IN DBSPACE 句 (指定されている場合)

  2. default_dbspace オプション (設定されている場合)

  3. system DB 領域

DB 領域名にピリオドが含まれていて、引用符で囲まれていない場合、データベースサーバーでエラーが生成されます。

各データベースファイルの最大容量は、228 (約 2 億 6800 万) データベースページです。たとえば、データベースページサイズが 4 KB のデータベースファイルが作成されると、そのファイルのサイズは 1 テラバイト (228*4 KB) まで増やすことができます。しかし実際には、ファイルが作成された物理ファイルシステムで許容される最大ファイルサイズが、最大許容サイズに大きく影響します。

一部の古いファイルシステムではファイルの最大サイズが 2 GB に制限されていますが、Windows が使用している NTFS ファイルシステムのように、多くのファイルシステムでは、データベースファイルを最大サイズまで利用できます。データベースにあるデータの量が最大ファイルサイズを超える場合は、データを複数のデータベースファイルに分割する必要があります。また、関連オブジェクトをまとめる場合など、サイズ制限以外の理由で複数の DB 領域を作成する場合もあります。

サポートされるオペレーティングシステムごとのファイルの最大サイズについては、SQL Anywhere のサイズと数の制限を参照してください。

sa_disk_free システムプロシージャーを使用して、DB 領域に使用可能な領域に関する情報を取得できます。sa_disk_free_space システムプロシージャーを参照してください。

SYSDBSPACE システムビューには、データベースのすべての DB 領域に関する情報が含まれています。SYSDBSPACE システムビューを参照してください。

 既存のデータベースの分割

DB 領域のパーミッション
DB 領域の作成
データベースファイル領域の事前割り付け
DB 領域の削除