SQL Anywhere で接続が確立される方法を理解すれば、接続の問題の解決に役立ちます。ファイアウォールを介した接続を含むネットワーク固有の問題については、通信プロトコルを参照してください。
SQL Anywhere では、接続を確立するときに次の処理が行われます。
インターフェイスライブラリを検出します。インターフェイスライブラリの検出を参照してください。
接続パラメーターリストをアセンブルします。接続パラメーターリストのアセンブルを参照してください。
データベースサーバーを検出します。データベースサーバーが検出されない場合は、SQL Anywhere はパーソナルサーバーを起動します。データベースサーバーの検出を参照してください。
データベースを検出します。データベースの検出を参照してください。
SQL Anywhere の接続手順は、次の場合も同じです。
SQLDriverConnect 関数を使用する「ODBC アプリケーション」。これは ODBC アプリケーションでの一般的な接続方法です。Sybase PowerBuilder などのアプリケーション開発システムの多くは、このクラスのアプリケーションに属します。ODBC アプリケーションでは SQLConnect 関数も使用できます。
「Embedded SQL」を使用し、データベースとの接続で推奨関数 (db_string_connect) を使用するクライアントアプリケーション。さらに、Embedded SQL アプリケーションと Interactive SQL では、SQL CONNECT 文も使用できます。これには、CONNECT AS と CONNECT USING の 2 つの書式があります。dbisqlc を含むすべてのデータベースユーティリティは、db_string_connect を使用します。
ADO.NET を使用する任意の 「.NET」 アプリケーション。アプリケーションは新しい SAConnection オブジェクトを作成し、接続文字列をコンストラクターに渡すか、ConnectionString プロパティを設定します。次に、アプリケーションは SAConnection オブジェクトの Open メソッドを呼び出して接続します。
ADODB Connection オブジェクトを使用する任意の「ADO アプリケーション」。Provider プロパティは、OLE DB ドライバーの場所を指定するために使用されます。ConnectionString プロパティでは、DataSourceName の代わりに DataSource が使用され、UserID の代わりに User ID が使用されることがあります。
「SQL Anywhere JDBC ドライバー」を使用して、Driver Manager.GetConnection メソッドのパラメーターとして URL jdbc:sqlanywhere: の後に標準の接続文字列を渡すアプリケーション。
インターフェイスライブラリの検出
接続パラメーターリストのアセンブル
データベースサーバーの検出
Broadcast Repeater ユーティリティを使用したデータベースサーバーの検出
Host 接続パラメーターを使用した SQL Anywhere データベースサーバーの検出
CommLinks=TCPIP 接続パラメーターを使用した SQL Anywhere データベースーサーバーの検出
データベースの検出
高速の接続のための sasrv.ini でのデータベースサーバーアドレス情報のキャッシング
データベースサーバーを見つけられるかどうかのテスト (dbping)
Embedded SQL とネットワーク接続パフォーマンスのテスト (dbping)
互換性のあるプロトコルを使用していることの確認
TCP/IPパフォーマンス
頻度が高い問題のチェックリスト
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