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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー データベース管理 » データベースの開始とデータベースへの接続 » SQL Anywhere データベース接続 » 接続のトラブルシューティング

 

Embedded SQL とネットワーク接続パフォーマンスのテスト (dbping)

Embedded SQL 接続とネットワークのパフォーマンスに関する情報を取得するには、ping ユーティリティ (dbping) を使用し、-s または -st オプションを指定します。次の統計値が収集されます。

統計情報 説明
DBLib の接続と切断 DBLib の接続および切断を 1 度実行する時間。ODBC などの他のインターフェイスを使用した接続および切断は、接続の完了に必要な要求が多いため、一般的にパフォーマンスは DBLib より低くなります。
簡単な要求の往復時間 クライアントからサーバーに要求を送信するのにかかる時間とサーバーからクライアントに応答を送信するのにかかる時間との和。往復時間は平均遅延時間の 2 倍になります。
送信スループット dbping からデータベースサーバーへの反復ごとに 100 KB のデータを転送する場合のスループット。
受信スループット データベースサーバーから dbping への反復ごとに 100 KB のデータを転送する場合のスループット。

往復時間が長く、スループットが高いネットワークの場合、往復時間が長いために、レポートされるスループットはネットワークの実際のスループットより低くなります。通信圧縮によりパフォーマンスが向上するかどうかを確認するには、dbping -s を使用すると便利です。パフォーマンス統計は概算値であり、クライアントコンピューターとサーバーコンピューターの両方がアイドル状態である方が統計値の精度は高くなります。通信圧縮を使用すると、送信されるデータは元のサイズの約 25% に圧縮されます。

dbping -s コマンドからの出力例を次に示します。次の dbping コマンドを実行しました。

dbping -s -c "UID=DBA;PWD=sql;Host=localhost;Server=demo12"


SQL Anywhere サーバー Ping ユーティリティバージョン 12.0.1.3149
SQL Anywhere 12.0.1.3149 サーバー "sampleserver" とデータベース 
"sample" にアドレス 10.25.107.108 で接続しました。

パフォーマンス統計                数値              合計時間        平均
----------------------------    --------------    ----------    ------------
DBLib との接続と切断             200 回            10 ミリ秒    < 1 ミリ秒
単純要求のラウンドトリップ       10900 要求        1024 ミリ秒  <1 ミリ秒
送信スループット                 86800 KB          1024 ミリ秒  84765 KB/秒
受信スループット                 84300 KB          1024 ミリ秒  82324 KB/秒
データベースへの ping が成功しました。
 参照