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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー データベース管理 » データベースの開始とデータベースへの接続 » SQL Anywhere データベース接続 » 接続のトラブルシューティング

 

Broadcast Repeater ユーティリティを使用したデータベースサーバーの検出

Broadcast Repeater ユーティリティ (dbns12) を使用すると、他のサブネット上で実行されている SQL Anywhere データベースサーバーや、ファイアウォールの外側にあって UDP ブロードキャストが通常は届かない SQL Anywhere データベースサーバーを、SQL Anywhere クライアントは Host 接続パラメーターや LDAP を使用することなく検索できます。

前提条件

この作業を実行するための前提条件はありません。

内容と備考

相互通信が可能な DBNS プロセスの数に制限はありません。各 DBNS プロセスが検出したすべての DBNS プロセスに接続し、複数の DBNS プロセスが DBNS プロセスリストを共有します。たとえば、A と B の 2 つの DBNS プロセスを起動するとします。第 3 のサブネットで 3 番目の DBNS プロセス C を起動し、プロセス B のアドレスをプロセス C に渡すと、プロセス B がプロセス C にプロセス A の存在を通知し、プロセス C がプロセス A に接続します。

注意

1 つのサブネットで複数の DBNS プロセスを実行することは一般には不要であり、推奨できません。

1 つのサブネット内で複数の DBNS プロセスを実行しなければならない場合は、各 DBNS プロセスに対して異なるポートを指定する必要があります。1 つの DBNS プロセスが受信できるのは 1 つのポートからだけです。Broadcast Repeater ユーティリティ (dbns12) で -ap パラメーターを使用します。

Host 接続パラメーターまたは HOST プロトコルオプションのいずれかが使用される場合は、Broadcast Repeater ユーティリティは必要ありません。

 ♦ タスク
  1. サブネット内の任意のコンピューターで DBNS (データベースネームサービス) プロセスを起動します。

  2. 別のサブネット内の任意のコンピューターで DBNS プロセスを起動し、最初のコンピューターのコンピューター名または IP アドレスをパラメーターとして渡します。

    2 つの DBNS プロセスが TCP/IP 相互接続を確立します。

  3. いずれの DBNS プロセスもそれぞれのサブネット上でブロードキャストを受信します。各 DBNS プロセスが TCP/IP 接続上で他方の DBNS プロセスに要求を送信し、受信した DBNS プロセスはそのサブネット上で要求を再ブロードキャストし、さらに送信元の DBNS プロセスに応答を送信します。送信元の DBNS プロセスは、受信した応答を要求元のクライアントに送信します。

結果

いずれかのサブネット上の通常の SQL Anywhere ブロードキャストは、リモートサブネット上のデータベースサーバーに到達し、クライアントは HOST パラメーターを指定しなくてもリモートサブネット上のデータベースサーバーに接続できます。

次の手順

なし。

 参照