ユーザーは、データベースにログインすると、次の基準のいずれかを満たすすべてのデータベースオブジェクトにアクセスできます。

• ユーザーが作成したオブジェクト
• ユーザーに対して明示的なパーミッションが付与されているオブジェクト
• ユーザーの所属グループに明示的なパーミッションが付与されているオブジェクト

ユーザーは、この基準を満たさないデータベースオブジェクトにはアクセスできません。つまりユーザーは、自分が所有するオブジェクト、またはアクセス権限を明示的に付与されているオブジェクトにのみアクセスできます。

詳細については、次の項を参照してください。

• ユーザー ID、権限、パーミッション
• CONNECT 文 [ESQL] [Interactive SQL]
• GRANT 文
• REVOKE 文

統合化ログインを使用すると、ユーザーは 1 つのログイン名とパスワードで Windows オペレーティングシステムとデータベースの両方にログインできます。外部ログイン名は、データベースユーザー ID に関連付けられています。統合化ログインを行う場合、ユーザーはログイン名とパスワードの両方を指定してオペレーティングシステムにログオンします。オペレーティングシステムはそのユーザーをサーバーに通知し、サーバーは関連付けられたデータベースユーザー ID としてそのユーザーをログインさせます。追加のログイン名とパスワードは必要ありません。

統合化ログインを使用する場合、ユーザープロファイル Guest でブランクのパスワードを使用できるようにしておくと、統合化ログインを受け入れるサーバーで管理しているデータベースへのアクセスが無制限に許可されます。ユーザーはデフォルトではログイン時に Guest ユーザーのプロファイルを使用するため、現実には、どのユーザーでも任意のログイン ID やパスワードを使用してサーバーにログインできてしまいます。

詳細については、次の項を参照してください。

• セキュリティについての考慮事項：無制限データベースアクセス
• Windows 統合ログイン
• login_mode オプション