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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー データベース管理 » データベースの開始とデータベースへの接続 » データベースファイルのタイプ

 

トランザクションログ

「トランザクションログ」は、データベースファイルとは別のファイルです。トランザクションログは、データベースに対して行われたすべての変更を格納します。挿入、更新、削除、コミット、ロールバック、データベーススキーマの変更が、すべて記録されます。トランザクションログは、「転送ログ」または 「REDO ログ」とも呼ばれます。

トランザクションログは、バックアップとリカバリの重要なコンポーネントであり、Mobile Link を使用したデータ同期や、SQL Remote を使用したデータレプリケーションにも不可欠です。

デフォルトでは、すべてのデータベースがトランザクションログを使用します。トランザクションログの使用はオプションですが、特別の理由がないかぎり、トランザクションログの使用をおすすめします。データベースの実行時にトランザクションログを使用すると、障害からの保護が強化され、パフォーマンスが向上し、データをレプリケートできるようになります。

データベースファイルとトランザクションログを、コンピューターの別々のディスクに保存することをおすすめします。DB 領域とトランザクションログが同じディスク上にある状態でディスク障害が発生すると、すべて失われる可能性があります。しかし、データベースとトランザクションログが別々のディスクに保存されている場合は、ディスク障害が発生した場合でも、すべてまたはほとんどのデータをリカバリできます。これは、フルデータベースや、データベースをリカバリするベースとなるトランザクションログが存在するからです。メディア障害を参照してください。

データベースファイルまたはトランザクションログファイルのタイムスタンプは、ファイルが増大するか、またはファイルが閉じられた場合にのみ更新されます。データベース操作によってトランザクションログファイルが増大するが、データベースファイルが増大しない場合は、トランザクションログファイルのタイムスタンプがデータベースファイルのタイムスタンプよりも最近のものになります。データベースが停止すると、トランザクションログファイルとデータベースファイルのタイムスタンプが更新されます。

警告

データベースファイルとトランザクションログファイルは、データベースサーバーと同じ物理コンピューターに保存してください。または SAN や iSCSI 設定でアクセスできるようにしてください。リモートネットワークディレクトリにデータベースファイルやトランザクションログファイルを配置すると、パフォーマンスが低下したり、データが破壊されたり、サーバーが不安定になったりする可能性があります。[external link] http://www.sybase.com/detail?id=1034790を参照してください。

 変更がディスクに書き込まれるとき
 参照

トランザクションログミラー
トランザクションログの場所の変更
既存のデータベースのトランザクションログミラー
トランザクションログサイズの考慮事項
接続の未処理のトランザクション
チェックポイント
チェックポイントログ