Click here to view and discuss this page in DocCommentXchange. In the future, you will be sent there automatically.

SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー データベース管理 » データベースのメンテナンス » バックアップとデータリカバリ » バックアップの種類 » ライブバックアップ

 

ライブバックアップとトランザクションログミラーの違い

ライブバックアップとトランザクションログミラーは両方とも、トランザクションログのセカンダリコピーを作成します。しかし、ライブバックアップの使用とトランザクションログミラーの使用には、次のようないくつかの違いがあります。

  • 通常、ライブバックアップは別のコンピューターで実行される   別のコンピューターでバックアップユーティリティを実行すると、バックアップログファイルへの書き込みはデータベースサーバーによっては行われません。また、データ転送は SQL Anywhere クライアント/サーバー通信システムによって実行されます。したがって、パフォーマンスへの影響を低減でき、信頼性も向上します。

    トランザクションログミラーの場合、別のコンピューターで実行することはおすすめしません。実行するとパフォーマンスに問題が発生したりデータが破壊されたりする可能性があり、コンピューター間の接続に障害が発生すると、データベースサーバーが停止します。

  • ライブバックアップは、コンピューターが使用できなくなる状況から保護する   トランザクションログミラーを別のデバイスに保存しても、コンピューター全体が使用できなくなってしまえば、リカバリには時間がかかります。2 台のコンピューターで一連のディスクへのアクセスを共有するように構成するのも 1 つの方法です。

  • ライブバックアップはデータベースサーバーより処理が遅れることがある   トランザクションログミラーには、コミットされたトランザクションを完全にリカバリするのに必要な情報がすべて含まれます。データベースサーバーが処理しているロード量によっては、ライブバックアップはトランザクションログミラーよりも処理が遅く、コミットされたトランザクションがすべてバックアップされないことがあります。

 参照