SQL Anywhere は、ユーザー定義値に設定できるプロパティをサポートしています。アプリケーションでは、それぞれのユーザー定義プロパティのセマンティックを定義し、返される値を設定する必要があります。プロパティ値は、sa_user_defined_counter_set システムプロシージャーを使用して絶対値を設定したり、sa_user_defined_counter_add システムプロシージャーを使って増分することができます。sa_user_defined_counter_add システムプロシージャーは、負の値を加算して、プロパティを減分するためにも使用できます。
ユーザー定義プロパティの値は、それぞれの接続、データベース、サーバーで個別に管理されます。プロパティの現在の値は、CONNECTION_PROPERTY、DB_PROPERTY、および PROPERTY 関数をそれぞれに使うことで検索できます。これらのプロパティは、パフォーマンスモニターからもアクセスできます。パフォーマンスモニターは、UserDefinedCounterRaw プロパティの現在の値を絶対値で表示し、ある測定間隔内の UserDefinedCounterRate 変更速度を速度で表示します。
これらのプロパティを使用する例として、キープールに残っている現在のキーの数を示す未加工プロパティを持つことがあります。このプロパティの値は、時間の経過に従って上下に変動します。同時に速度プロパティもキープールからキーがどの程度の速さで使用されたかを示すことができます。この値は時間が経ってキーが使用されるにつれ増加し、パフォーマンスモニターはキーが使用された速度を秒単位で示します。
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