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チェックサムがデフォルトで有効になっていない場合に、データベースの書き込み操作でチェックサムが有効になっているかどうかを制御します。
{ dbeng12 | dbsrv12 } [ server-options ] database-file -wc[ + | - ]
すべてのオペレーティングシステムとサーバー
書き込みチェックサム (-wc オプションで有効) とグローバルチェックサム (チェックサムが有効な状態でデータベースを作成) の違いは、-wc ではデータベースページがディスクに書き込まれるときにのみチェックサムが行われる点です。ディスクから読み込まれるページは、ページが書き込まれる前にチェックサム値が計算された場合にのみ検証されます。データベースでチェックサムが有効になっている場合、ページが書き込まれるときにすべてのページに対してチェックサムが計算され、ページが読み込まれるときにすべてのページに対してチェックサムが検証されます。
データベースが Windows Mobile またはリムーバブルストレージデバイス (ネットワーク共有や USB デバイスなど) で実行されていることがデータベースサーバーで検出されると、データベースサーバーでは、すべてのデータベースページに対してグローバルチェックサムが自動的に有効になります。
デフォルトでは、バージョン 10 または 11 の SQL Anywhere で作成されたデータベースではグローバルチェックサムは有効になっていません。バージョン 12 以降のデータベースサーバーで SQL Anywhere 11 を使用して作成されたデータベースを起動すると、デフォルトでは、ページがディスクに書き込まれるときにデータベースサーバーでページに対して書き込みチェックサムが作成されます (-wc+)。バージョン 12 以降のデータベースではデフォルトでグローバルチェックサムが有効になっています。デフォルトではすべてのデータベースページにチェックサムがあるため、これらのデータベースに対してデータベースサーバーのデフォルト値は -wc- になります。デフォルトのチェックサム設定を使用しない場合は、-wc オプションまたは START DATABASE 文を使用してデータベースサーバーのチェックサム動作を変更できます。
次の文を実行することによって、データベースがグローバルチェックサムを有効にして作成されたかどうかをチェックできます。
SELECT DB_PROPERTY ( 'Checksum' );
次の文を実行することによってのみ、書き込み I/O 操作に対して書き込みチェックサムが有効になっているかどうかをチェックできます。
SELECT DB_PROPERTY ( 'WriteChecksum' );