SQL Anywhere ソフトウェアを Vista、Windows 7、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2 で実行する場合は、次の考慮事項が当てはまります。
セキュリティ これらのオペレーティングシステムには、ユーザーアカウント制御 (UAC) という新しいセキュリティモデルが採用されています。UAC はデフォルトで有効に設定され、ファイルに書き込み可能とされるプログラムの動作に影響する可能性があります (特に、コンピューターが複数のユーザーをサポートしている場合)。ファイルとディレクトリを作成した場所と作成方法によって、あるユーザーが作成したファイルを、他のユーザーが読み込んだり、書き込むことが許可されなくなる場合があります。SQL Anywhere をデフォルトのディレクトリにインストールした場合は、複数のユーザーに読み込み/書き込みアクセスを許可する必要があるファイルおよびディレクトリが適切に設定されます。
SQL Anywhere 昇格操作エージェント UAC がアクティブな状態で実行する場合に、特定のアクションで権限の昇格が必要になります。SQL Anywhere では、次のプログラムで昇格が必要になることがあります。
次の DLL では、登録または登録の解除時に昇格が必要です。
UAC がアクティブな場合、SQL Anywhere の昇格操作エージェントに対して昇格を確認するメッセージが表示されることがあります。このメッセージは、識別されたプログラムの実行を継続するかどうかを確認したり (管理者としてログオンしている場合)、管理者のクレデンシャルを提供するように求める (管理者以外でログオンしている場合) ため、ユーザーアカウント制御システムによって発行されるものです。
配備に関する考慮事項 プログラム dbelevate12.exe は、昇格された権限が必要な操作を実行するために SQL Anywhere コンポーネントによって内部的に使用されます。この実行プログラムは、SQL Anywhere の配備環境に含まれている必要があります。
Microsoft ActiveSync のサポート Microsoft ActiveSync ユーティリティは、Vista、Windows 7、Windows 2008 ではサポートされていません。Windows Mobile Device Center で置き換えられました。SQL Anywhere ActiveSync プロバイダーインストールユーティリティを Windows Mobile Device Center で使用できます。
署名された SQL Anywhere 実行プログラム SQL Anywhere 実行プログラムは、iAnywhere Solutions, Inc. によって署名されています。
Windows サービス Windows Vista、Windows 7、Windows 2008 に対応しているサービスは、デスクトップと対話できません。これらのオペレーティングシステムでは、(サービス定義で [デスクトップとの対話をサービスに許可] が有効になっている場合でも) SQL Anywhere サービスはデスクトップと対話しません。SQL Anywhere データベースサーバーは、Sybase Central または SQL Anywhere コンソールユーティリティ (dbconsole) からモニタリングできます。
Sybase Central をこれらのオペレーティングシステムで実行している場合、サービスがデスクトップと対話できるオプションは無効になります。
AWE キャッシュの使用 AWE キャッシュを使用するには、データベースサーバーを管理者として実行する必要があります。AWE キャッシュを使用して昇格していないデータベースサーバーを起動すると、AWE を使用できるように管理者としてデータベースサーバーを実行するように要求する警告が表示されます。-cw dbeng12/dbsrv12 サーバーオプション (旧式)を参照してください。
AWE は使用されなくなりました。サイズの大きいキャッシュが必要な場合は、64 ビット版の Windows オペレーティングシステムで 64 ビット版の SQL Anywhere データベースサーバーを使用することをおすすめします。
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