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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー データベース管理 » セキュリティ

 

データのセキュリティ

データベースには機密の情報や個人的な情報などが含まれている場合があるので、データベースやそこに含まれるデータのセキュリティを考慮した設計になっていることが重要です。

SQL Anywhere には、データの安全な環境の構築に役立ついくつかの機能があります。

  • ユーザー ID と認証   データベースにアクセスするユーザーを制御します。新しいユーザーの作成を参照してください。

  • 任意アクセス制御機能   データベースへの接続中にユーザーが実行するアクションを制御します。ユーザー ID、権限、パーミッションを参照してください。

  • 監査   データベースで行われたアクションの記録を管理するのに役立ちます。データベースアクティビティの監査を参照してください。

  • データベースサーバーオプション   データベースのロードなどの管理作業を実行するユーザーを指定します。このオプションは、データベースサーバーの起動時に設定されます。コマンドラインからパーミッションを制御するを参照してください。

  • ビューとストアドプロシージャー   ユーザーがアクセスするデータとユーザーが実行する操作を指定します。高度なセキュリティを実現するためのビューとプロシージャーを参照してください。

  • データベースとテーブルの暗号化   データベースを安全に管理するために、単純暗号化または強力な暗号化のいずれかを選択できます。単純暗号化は、難読化と同じです。強力な暗号化にすると、暗号化キーなしではデータベースにまったくアクセスできなくなります。-ek dbeng12/dbsrv12 データベースオプションDatabaseKey (DBKEY) 接続パラメーターを参照してください。

    テーブル暗号化機能では、データベース全体ではなく個々のテーブルを暗号化できます。 テーブル暗号化を参照してください。

  • トランスポートレイヤーセキュリティ   トランスポートレイヤーセキュリティを使用すると、クライアントアプリケーションとデータベースサーバー間の通信を認証することができます。トランスポートレイヤーセキュリティでは、楕円曲線暗号方式または RSA 暗号方式を使用します。トランスポートレイヤーセキュリティを参照してください。

    注意

    データベースサーバーを実行しているコンピューター上で他のプロセスがクライアント/サーバー通信の内容にアクセスできるようになることが心配な場合は、暗号化の使用をおすすめします。

    注意

    別途ライセンスが必要な必須コンポーネント

    ECC 暗号化と FIPS 認定の暗号化には、別途ライセンスが必要です。強力な暗号化テクノロジはすべて、輸出規制対象品目です。

    別途ライセンスが必要なコンポーネントを参照してください。

  • 機能の保護   データベースサーバー上のすべてのデータベースで機能を無効にすることができます。

  • SELinux のサポート   SELinux のポリシーを使用して、アプリケーションのシステムリソースへのアクセスを制御します。SQL Anywhere には、Red Hat Enterprise Linux 5 で SQL Anywhere を保護するポリシーが含まれています。

    SQL Anywhere の SELinux ポリシーのコンパイルとインストールについては、$SQLANY12/selinux/readme を参照してください。

データのセキュリティについては、データベース管理者に責任があります。この項で記述されているタスクを実行するには、特に明記されていないかぎり、DBA 権限が必要です。

ユーザー ID とパーミッションはセキュリティ関連のトピックです。ユーザー ID、権限、パーミッションを参照してください。


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