SQL Anywhere モニターは、SQL Anywhere データベース (読み込み専用スケールアウトシステムとミラーリングシステム内のデータベースを含む)、Mobile Link サーバー、Mobile Link サーバーファーム、Relay Server ファームの正常性や可用性に関する情報を示すブラウザーベースの管理ツールであり、単に「モニター」とも呼ばれます。
この項では、モニターを使用して SQL Anywhere データベース、MobiLink サーバー、Relay Server ファームに関するメトリックを収集する方法について説明します。
モニターには次の機能があります。
データの常時収集 SQL Anywhere に対応している他の多くの管理ツールとは異なり、SQL Anywhere モニターはユーザーがブラウザーでログインしていない時も含めてメトリックを常時収集します。また、シャットダウンされるまでメトリックの収集を続けます。
電子メールによる警告の通知 メトリックが収集されると、モニターでは、収集したメトリックを検証し、リソースの異常を示す状況を検出した場合に、警告の電子メールを送信します。
ブラウザーベースのインターフェイス いつでもブラウザーを使用してモニターにログインし、収集された警告やメトリックを表示できます。
複数のデータベース、Mobile Link サーバー、Mobile Link サーバーファーム、Relay Server ファームのモニタリング 1 つのツールで、同一または異なるコンピューターで実行されている複数のリソースを同時にモニタリングできます。
パフォーマンスへの影響を最小化 モニタリングによってパフォーマンスが低下することはないため、開発環境や運用環境でモニターを日常的に使用できます。
モニターは、次のタスクを担当するユーザーを、そのユーザーが DBA かどうかに関係なく支援するよう設計されています。
データベース、Mobile Link サーバー、または Relay Server ファームがネットワークに接続されていることを確認する。
データベース、Mobile Link サーバー、または Relay Server ファームに十分なディスク領域またはメモリがあることを確認する。
ユーザーがブロックされていないこと、またはクエリの実行に長時間かかっていないことを確認する。
所定の期間内に Mobile Link サーバーが実行した同期の回数を確認する。
Relay Server がトラフィックを送る準備ができたことを確認する。
Relay Server ファームのトラフィック量、スループット、失敗率を確認する。
モニターのアーキテクチャー
モニターを使用するためのクイックスタート
チュートリアル:モニターによるリソースのモニタリング
モニターの起動
モニターの停止
モニターにリモートでログイン
モニターからのログアウト
[概要] ダッシュボード
[管理] ウィンドウ
リソース
メトリック
モニターのユーザー
警告
モニターのバックアップ
モニターがインストールしたデータベースオブジェクトのリスト
運用環境での SQL Anywhere モニターの実行
モニターのアップグレードおよびリソースとメトリックの移行
モニター通信のセキュリティ
モニターのトラブルシューティング
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