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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー データベース管理 » データベース管理 » データベース管理ユーティリティ » データソースユーティリティ (dbdsn)

 

ODBC 接続パラメーター

データソースユーティリティ (dbdsn) は以下の ODBC 接続パラメーターをサポートしています。ブール (true または false) 引数は、true の場合は YES または 1、false の場合は NO または 0 のいずれかです。

名前 説明
Delphi Delphi では、1 ローにつき複数のブックマーク値を処理できません。この値を NO に設定すると、各ローに 1 つ (YES の場合は 2 つ) のブックマーク値が割り当てられます。このオプションを YES に設定すると、スクロール可能なカーソルのパフォーマンスが向上します。
DescribeCursor

このパラメーターにより、プロシージャーが呼び出されたときにカーソルを再記述する頻度を指定できます。デフォルト設定は [任意] です。

  • [しない]   カーソルを再記述する必要がない場合には、このオプションを 0、N、または NO に指定します。カーソルの再記述は負荷が高く、パフォーマンスを低下させる可能性があります。

  • [任意]   カーソルを再記述する必要があるかどうかを ODBC ドライバーが決定するようにするには、1、Y、または YES を指定します。プロシージャーに RESULT 句があると、ODBC アプリケーションは、カーソルを開いた後結果セットを再記述できません。これがデフォルト設定です。

  • [常に]   2、A、または ALWAYS を指定すると、カーソルを開くたびに再記述します。Transact-SQL プロシージャーや、複数の結果セットを返すプロシージャーを使用する場合は、カーソルを開くたびに再記述する必要があります。

Description このパラメーターにより、ODBC データソースの説明を入力できます。
Driver

このパラメーターでは、接続の ODBC ドライバーを Driver=driver-name の形式で指定できます。デフォルトで使用されるドライバーは SQL Anywhere 12 です。driver-name は、SQL Anywhere X にしてください。その場合、X にはソフトウェアのメジャーバージョン番号を指定します。driver-nameSQL Anywhere で始まらない場合、データソースユーティリティ (dbdsn) によって読み取ることができません。

UNIX では、このパラメーターによって共有オブジェクトへの完全に修飾されたパスが指定されます。UNIX で Driver 接続パラメーターを指定しない場合、データソースユーティリティによって SQLANY12 環境変数の設定に基づき SQL Anywhere ODBC ドライバーのフルパスを使って Driver エントリが自動的に追加されます。

Escape

このパラメーターは、テーブルまたはカラムのリストを返すときに ODBC ドライバーで生成される、SQL 文の LIKE 句で使用されるエスケープ文字を指定します。

デフォルトでは、ODBC ドライバーでチルダ文字 (~) が使用されますが、一部のアプリケーションではエスケープ文字に円記号 (\) が使用されることもあります。

次の接続文字列フラグメントは、エスケープ文字に円記号 (\) を指定します。

"DSN=SQL Anywhere 12 Demo;UID=DBA;PWD=sql;ESCAPE=\\;Host=myhost"
GetTypeInfoChar このオプションを YES に設定すると、CHAR カラムは SQL_VARCHAR ではなく SQL_CHAR として返されます。デフォルトでは、CHAR カラムは SQL_VARCHAR として返されます。
InitString InitString により、接続確立後すぐに実行されるコマンドを指定できます。たとえば、データベースオプションを設定したり、ストアドプロシージャーを呼び出したりできます。
IsolationLevel

以下の値の 1 つを指定して、データソースの初期独立性レベルを設定できます。

  • 0   これはコミットされない読み出し独立性レベルとも呼ばれます。これはデフォルトの独立性レベルです。これは最大レベルの同時実行性を提供しますが、結果セットにダーティリード、繰り返し不可能読み出し、幻ローが発生する場合があります。

  • 1   これはコミットされた読み出しレベルとも呼ばれます。レベル 0 よりも低い同時実行性を提供しますが、レベル 0 の結果セットに見られる不整合性が一部解消されます。繰り返し不可能読み出しや幻ローが発生することはありますが、ダーティリードは発生しません。

  • 2   これは繰り返し可能読み出しレベルとも呼ばれます。幻ローが発生することがあります。ダーティリードと繰り返し不可能ローは発生しません。

  • 3   これは、直列化可能レベルとも呼ばれます。これは最低レベルの同時実行性を提供する、最も厳しい独立性レベルです。ダーティリード、繰り返し不可能読み出し、幻ローは発生しません。

  • Snapshot   この独立性レベルを使用するには、データベースのスナップショットアイソレーションを有効にする必要があります。スナップショットアイソレーションのレベルは、読み込みと書き込み間の干渉を防ぎます。書き込みは相互に干渉する可能性があります。競合の場合、一貫性のない動作が多少生じる可能性がありますが、パフォーマンスは独立性レベルを 0 に設定した場合と同じです。

  • Statement-snapshot   この独立性レベルを使用するには、データベースのスナップショットアイソレーションを有効にする必要があります。スナップショットアイソレーションのレベルは、読み込みと書き込み間の干渉を防ぎます。書き込みは相互に干渉する可能性があります。競合の場合、一貫性のない動作が多少生じる可能性がありますが、パフォーマンスは独立性レベルを 0 に設定した場合と同じです。

  • Readonly-statement-snapshot   この独立性レベルを使用するには、データベースのスナップショットアイソレーションを有効にする必要があります。スナップショットアイソレーションのレベルは、読み込みと書き込み間の干渉を防ぎます。書き込みは相互に干渉する可能性があります。競合の場合、一貫性のない動作が多少生じる可能性がありますが、パフォーマンスは独立性レベルを 0 に設定した場合と同じです。

独立性レベル選択のガイドラインを参照してください。

KeysInSQLStatistics SQLStatistics 関数によって外部キーが返されるようにするには、このパラメーターを YES に設定します。ODBC 仕様では、SQLStatistics によってプライマリキーと外部キーが戻されないように指定しています。ただし、一部の Microsoft アプリケーション (Microsoft Visual Basic や Microsoft Access など) では、SQLStatistics によってプライマリキーと外部キーが戻されることを前提にしています。
LazyAutocommit 文が完了するまでコミット操作を遅延させるには、このパラメーターを YES に設定します。
PrefetchOnOpen PrefetchOnOpen が YES に設定されていると、カーソルを開く要求を含むプリフェッチ要求が送信されます。プリフェッチにより、カーソルを開くたびにネットワーク要求が行われることはなくなります。カーソルを開くときにプリフェッチを実行するには、カラムをバインドしておきます。この接続パラメーターにより、クライアント/サーバー要求の数が削減され、LAN や WAN を介したパフォーマンスが向上します。
PreventNotCapable SQL Anywhere ODBC ドライバーは、修飾子をサポートしていないためエラーを返します。ODBC アプリケーションの中には、このエラーを適切に処理しないものもあります。このようなアプリケーションでも作業できるように、このエラーコードが返されないようにするには、このパラメーターを YES に設定します。
SuppressWarnings フェッチ時にデータベースサーバーから返される警告メッセージを表示しない場合は、このパラメーターを YES に設定します。バージョン 8.0.0 以降のデータベースサーバーでは、それよりも前のバージョンのソフトウェアに比べて多様なフェッチ警告が返されます。以前のバージョンのソフトウェアを使用して配備されたアプリケーションに対して、フェッチの警告を適切に処理するためにこのオプションを選択できます。
TranslationDLL このオプションは下位互換性のために提供されています。トランスレータの使用はおすすめできません。
TranslationName このオプションは下位互換性のために提供されています。トランスレータの使用はおすすめできません。
TranslationOption このオプションは下位互換性のために提供されています。トランスレータの使用はおすすめできません。