dbsrv12 [ server-options ] database-file -sn alternate-server-name

すべてのオペレーティングシステム、ネットワークサーバーのみ

-sn データベースオプションは、database-file の後に指定する必要があり、そのデータベースだけに適用されます。

データベースサーバーが特定のデータベースサーバーに対応する複数のサーバー名を受信するように設定できます。実サーバー名以外のサーバー名を代替サーバー名といいます。代替サーバー名はデータベースサーバー上の特定のデータベースに固有のものです。クライアントは、ServerName 接続パラメーターを使用して代替サーバー名を指定し、そのデータベースに接続できます。

代替サーバー名はネットワーク全体でユニークでなければなりません。データベースをコマンドラインで起動し、指定した代替サーバー名がユニークでない場合、データベースサーバーの起動は失敗します。START DATABASE 文を使用して代替サーバー名を指定することもできます。

代替サーバー名を指定するクライアントが接続できるのは、その代替サーバー名が指定されたデータベースだけです。同じデータベースサーバー他のデータベースに対して、接続、作成、停止、削除を行うことはできません。接続パラメーターの DBN または DBF を指定する場合は、それぞれデータベース名またはデータベースファイルと一致している必要があります。接続パラメーターの DBN または DBF を指定しない場合、データベースはそのサーバーのデフォルトデータベースと同じように動作します。

サーバー列挙ユーティリティ (dblocate) では、代替サーバー名も検出されます。

• 別途ライセンスが必要なコンポーネント
• START DATABASE 文
• データベースミラーリング
• サーバー列挙ユーティリティ (dblocate)
• AlternateServerName データベースプロパティ

次のコマンドは、データベースサーバー myserver 上のデータベース satest.db と sample.db を起動します。-sn オプションを指定すると、データベースサーバーは sample.db に接続するときに代替サーバー名として mysample を使用します。

dbsrv12 -n myserver satest.db sample.db -sn mysample

sample.db に接続するには、次のいずれかの接続パラメーターを使用します。

• Server=myserver;DBN=sample
• Server=mysample
• Server=mysample;DBN=sample

Server=mysample を使用して satest.db に接続することはできません。