dbfhide [ options ] original-configuration-file encrypted-configuration-file

このユーティリティは、設定ファイルからオプションを読み込む @data パラメーターを受け入れません。

一部のユーティリティでは、コマンドラインオプションを保存するために設定ファイルが使用されます。これらのオプションにパスワードを含めることができます。デフォルトでは、dbfhide は指定されたファイルで単純な暗号化を使用します。

暗号化されたファイルの内容を変更したり、ファイルから暗号化を削除したりすることはできません。暗号化されたファイルを変更するには、ファイルを置き換える必要があります。したがって、設定ファイルのコピーを作成し、そのコピーを暗号化することをおすすめします。元のファイルは別の場所に保存して、コピーの作成に再使用できるようにします。暗号化された設定ファイルを置き換えるには、元のファイルを使用してコピーを作成し、コピーを変更して暗号化し、古い暗号化ファイルを新しいファイルに置き換えます。

-w または -wm オプションを指定すると、ファイルは Microsoft が提供する API を使用して暗号化されます。API は、ファイルの暗号化に使用された暗号化キーを維持します。暗号化キーは、ユーザーまたはコンピューターのログインにリンクされます。

• 設定ファイルとデータベースサーバーの起動オプション
• データのセキュリティ
• 設定ファイル
• 設定ファイルでの条件付き解析
• .ini ファイルの内容の非表示
• 単純暗号化の使用

パーソナルデータベースサーバーとサンプルデータベースを開始する設定ファイルを作成します。また、キャッシュを 10 MB に設定し、パーソナルサーバーのこのインスタンスの名前を Elora にします。次のように設定ファイルを作成します。

# Configuration file for server Elora
-n Elora
-c 10M
"%SQLANY12%\demo.db"

(先頭に # がある行はコメントとして処理されます。)

ファイルに sample.txt という名前を付けます。この設定ファイルを使用してデータベースを開始する場合は、コマンドラインで次のように指定します。

dbeng12 @sample.txt

ここで、単純暗号化を設定に追加します。

dbfhide sample.txt encrypted_sample.txt

encrypted_sample.txt ファイルを使用してデータベースを開始します。

dbsrv12 @encrypted_sample.txt