さまざまな方法でオプション設定のリストや個別のオプションの値を入手できます。
システム定義オプションの現在の設定をすべてリストに表示するには、sa_conn_options システムプロシージャーを呼び出します。
CALL sa_conn_options; |
このリストをアルファベット順に並べ替えるには、次の文を実行します。
SELECT * FROM sa_conn_options( ) ORDER BY OptionName; |
結果をフィルターするか、名前以外の要素で並べ替えるには、WHERE 句を使用します。次に例を示します。
SELECT * FROM sa_conn_options( ) WHERE OptionDescription LIKE '%date%' ORDER BY PropNum; |
sa_conn_options システムプロシージャーを参照してください。
現在の接続のシステム定義オプションの設定は、「接続プロパティ」のサブセットとしても取得できます。sa_conn_properties システムプロシージャーを使用すると、すべての接続プロパティをリストできます。
CALL sa_conn_properties; |
このリストをアルファベット順に並べ替えるには、次の文を実行します。
SELECT * FROM sa_conn_properties( ) ORDER BY PropName; |
sa_conn_properties システムプロシージャーを参照してください。
sa_conn_options と sa_conn_properties システムプロシージャーの結果には、ユーザー設定または PUBLIC 設定よりも優先される、システム定義オプションの接続レベルの設定が含まれます。
ユーザー定義オプションの値は、sa_conn_options と sa_conn_properties システムプロシージャーのどちらからも返されません。代わりに、SYSOPTION または SYSOPTIONS カタログビューを直接問い合わせて、特定のユーザー定義オプションの値を判断できます。SYSOPTIONS システムビューで次のクエリを実行すると、永続的に設定されたすべてのシステム定義オプションとユーザー定義オプションについて、パブリックレベルとユーザーレベルの設定がすべて表示されます。
SELECT * FROM SYSOPTIONS; |
SET TEMPORARY OPTION 文を使用して特定の接続にサーバー定義オプションを一時的に設定しても、SYSOPTION (または SYSOPTIONS) システムビューは更新されません。接続レベルでオプション設定に加えた一時的な変更は、サーバーメモリにのみ保存されます。システム定義オプションの現在の設定を判断するには、sa_conn_options または sa_conn_properties システムプロシージャー、CONNECTION_PROPERTY 関数、または GET OPTION 文 (Embedded SQL の場合) を使用してください。
Interactive SQL では、引数なしで SET 文を使用すると、システム定義接続、データベース、Interactive SQL のオプションの現在の設定がリストされます。
SET; |
Sybase Central でデータベースを選択し、[ファイル] » [オプション] をクリックします。
CONNECTION_PROPERTY システム関数を使用して、1 つのシステム定義オプションの現在の設定を取得できます。たとえば、次の文では、ansi_blanks オプションの値が表示されます。
SELECT CONNECTION_PROPERTY ( 'ansi_blanks' ); |
CONNECTION_PROPERTY を使用して、ユーザー定義オプションの値を取得することはできません。CONNECTION_PROPERTY 関数 [システム]を参照してください。
Embedded SQL プログラムでは、GET OPTION 文を使用して、Embedded SQL アプリケーション内のオプション (システム定義またはユーザー定義) の値を判断できます。GET OPTION 文 [ESQL]を参照してください。
sa_server_option システムプロシージャーを使用して、データベースオプションを設定しようとしたときにメッセージを送信するか、エラーを返すことをデータベースサーバーに指示できます。
OptionWatchList プロパティを使用して、モニターするオプションのリストを作成し、OptionWatchAction プロパティを使用して、モニターされているオプションを設定しようとしたときにデータベースサーバーが実行する必要があるアクションを指定します。
次のストアドプロシージャーを呼び出して、データベースオプションの automatic_timestamp、float_as_double、tsql_hex_constant をモニターするようデータベースサーバーに指示します。
CALL dbo.sa_server_option( 'OptionWatchList','automatic_timestamp,float_as_double,tsql_hex_constant' ); |
次のストアドプロシージャーを呼び出して、OptionWatchList プロパティで指定されたオプションを設定しようとしたときにエラーを返すようデータベースサーバーに指示します。
CALL dbo.sa_server_option( 'OptionWatchAction','ERROR' ); |
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