Click here to view and discuss this page in DocCommentXchange. In the future, you will be sent there automatically.
データベースサーバーの名前を設定します。
{ dbeng12 | dbsrv12 } -n server-name database-filename ...
データベースサーバーで最初に起動したのデータベースファイルの名前 (パスと拡張子を除く)。
すべてのオペレーティングシステムとデータベースサーバー
データベースサーバーは起動するとき、そのコンピューターのデフォルトのデータベースサーバーになろうとします。デフォルトのサーバーがない場合、最初に起動したデータベースサーバーが、デフォルトのデータベースサーバーになります。そのコンピューターで、データベースサーバー名を明示的に指定しないで共有メモリに接続しようとすると、デフォルトのサーバーに接続されます。
配備されたアプリケーションで使用されているデータベースサーバーには -xd オプションを使用すること、またすべてのクライアントが、ServerName (Server) 接続パラメーターを使用して、接続先のデータベースサーバー名を明示的に指定することをおすすめします。このようにすると、コンピューターで複数のデータベースサーバーが実行されているときに、データベースが正しいデータベースサーバーに接続します。
サーバー名に対して文字セット変換は実行されません。クライアントとデータベースサーバーとで文字セットが異なる場合、サーバー名に拡張文字が使用されているとサーバーが見つからないことがあります。クライアントとサーバーを異なるオペレーティングシステムやロケールで実行している場合は、サーバー名に 7 ビットの ASCII 文字を使用してください。接続文字列と文字セットを参照してください。
データベースサーバーの名前は、有効な識別子であることが必要です。データベースサーバーのロングネームは、プロトコルごとに異なる長さにトランケートされます。データベースサーバー名には、次に該当する値を指定できません。
Windows と UNIX では、データベースサーバーがバージョン 10.0.0 以降で、名前が次の長さを超えている場合、バージョン 9.0.2 以前のクライアントから接続することはできません。
サーバー名は、クライアントアプリケーション接続文字列かプロファイルの ServerName (Server) 接続パラメーターで使用する名前を指定します。共有メモリ環境では、-xd を指定しないかぎり、サーバー名が指定されておらず少なくとも 1 つのデータベースサーバーがコンピューターで実行されている場合に使用されるデフォルトのデータベースサーバーがあります。
同じ名前で複数のデータベースサーバーを実行することはおすすめしません。
2 つの -n オプションがあります。-n オプションは指定する位置によって意味が異なります。データベースファイル名の前に指定すると、サーバーオプションとしてサーバー名を指定します。データベースファイル名の後に指定すると、データベースオプションとしてデータベース名を指定します。
たとえば、次のコマンドでは、データベースサーバー名 SERV とデータベース名 DATA が指定されます。
dbsrv12 -n SERV sales.db -n DATA
-n dbeng12/dbsrv12 データベースオプションを参照してください。
%SQLANYSAMP12%\demo.db ファイルでサーバーを起動するときに、-n オプションを指定しなかった場合、サーバーの名前は demo になります。