パーミッション

ユーザーのパーミッションは、次のメインカテゴリにグループ分けできます。

次の表は、データベースオブジェクトに付与できるパーミッションをまとめたものです。

パーミッションタイプ	データベースオブジェクトでサポートされるもの	グループメンバーシップを通して継承可能	説明	WITH GRANT オプションサポート
ALL	テーブル、ビュー	はい	データベースオブジェクトに関連するすべてのタスクを実行することをユーザーに許可します。このパーミッションは、ALTER、DELETE、INSERT、REFERENCES、SELECT、および UPDATE の各パーミッションをテーブルに付与します。このパーミッションは、DELETE、INSERT、SELECT、および UPDATE の各パーミッションをビューに付与します。GRANT 文を参照してください。	GRANT と WITH GRANT OPTION
ALTER	テーブル	はい	テーブルの構造を変更することや、テーブルにトリガーを作成することをユーザーに許可します。このパーミッションは、データベーススキーマを変更するパーミッションをユーザーに付与するものなので、ほとんどのユーザーには付与する必要はありません。GRANT 文を参照してください。	GRANT と WITH GRANT OPTION
CONNECT	ユーザー	いいえ	データベースへの接続をユーザーに許可する新しいユーザーの作成を参照してください。	なし
CONSOLIDATE	ユーザー	いいえ	SQL Remote で使用する統合データベースを指定するCONSOLIDATE パーミッションを参照してください。	なし
CREATE ON	DB 領域	はい	RESOURCE 権限で、指定された DB 領域にデータベースオブジェクトを作成することをユーザーに許可します。GRANT 文とリソース権限を参照してください。	GRANT と WITH GRANT OPTION
DELETE	テーブル、ビュー	いいえ	テーブルまたはビューからローを削除することをユーザーに許可します。GRANT 文を参照してください。	GRANT と WITH GRANT OPTION
EXECUTE	プロシージャー、ユーザー定義関数	いいえ	プロシージャーまたは関数の実行をユーザーに許可します。GRANT 文を参照してください。	GRANT ただし、WITH GRANT OPTION は指定しない
INSERT	テーブル、ビュー	はい	テーブルまたはビューへのローの挿入をユーザーに許可します。GRANT 文を参照してください。	GRANT と WITH GRANT OPTION
INTEGRATED LOGIN	ユーザー	いいえ	統合化ログインを使用したデータベースへの接続をユーザーに許可するWindows 統合ログインを参照してください。	なし
KERBEROS LOGIN	ユーザー	いいえ	Kerberos ログインを使用したデータベースへの接続をユーザーに許可するKerberos 認証を参照してください。	なし
PUBLISH	ユーザー	いいえ	SQL Remote でのデータベースのパブリッシャーを指定するPUBLISH パーミッションを参照してください。	なし
REFERENCES	テーブル	はい	テーブルへのインデックスの作成とテーブルを参照する外部キーの作成をユーザーに許可します。また、このパーミッションは、テーブル内の個別のカラムに対しても付与できます。このパーミッションは、データベーススキーマを変更するパーミッションをユーザーに付与するものなので、ほとんどのユーザーには割り当てる必要はありません。カラム名を指定する場合、ユーザーはテーブル内のそれらのカラムのみを参照できます。GRANT 文を参照してください。	GRANT と WITH GRANT OPTION
REMOTE	ユーザー	いいえ	SQL Remote と Mobile Link で使用するリモートデータベースを指定するGRANT REMOTE DBA 文 [Mobile Link] [SQL Remote]を参照してください。	なし
SELECT	テーブル、ビュー	はい	テーブルまたはビューの情報を見ることをユーザーに許可します。また、このパーミッションは、テーブル内の個別のカラムに対しても付与できます。GRANT 文を参照してください。	GRANT と WITH GRANT OPTION
UPDATE	テーブル、ビュー	はい	テーブルまたはビューのローを更新することをユーザーに許可します。また、このパーミッションは、テーブル内の個別のカラムに対しても付与できます。GRANT 文を参照してください。	GRANT と WITH GRANT OPTION
USAGE	シーケンスジェネレーター	いいえ	シーケンス内の現在の値または次の値を評価することをユーザーに許可します。このパーミッションを使用するために、ユーザーは DBA 権限を持つか、シーケンスの作成者である必要があります。シーケンスがテーブルの DEFAULT 句の一部である場合、テーブルにローを挿入するすべてのユーザーにシーケンスに対するパーミッションが必要です。GRANT 文を参照してください。	GRANT ただし、WITH GRANT OPTION は指定しない
WITH GRANT OPTION	テーブル、ビュー	いいえ	同じパーミッションを他のユーザーに付与することをユーザーに許可します。

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