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データベースサーバー上で起動されるすべてのデータベースを、強制的に読み込み専用にします。データベースへの変更はできません。つまり、データベースサーバーはデータベースファイルやトランザクションログファイルを変更しません。
{ dbeng12 | dbsrv12 } -r ...
すべてのオペレーティングシステムとデータベースサーバー
コマンドラインでどのデータベース名よりも前にオプションを指定した場合、テンポラリファイルを除くすべてのデータベースファイルが読み込み専用モードで開きます。あるデータベース名の後ろに -r オプションを指定した場合、そのデータベースだけが読み込み専用になります。テンポラリテーブルに変更を加えることはできますが、トランザクションログとロールバックログが無効化されているため、ROLLBACK を実行しても効果はありません。
変更が不可能なデータベースファイルの例として、CD-ROM によって配布されるデータベースがあります。このようなデータベースには読み込み専用モードでアクセスできます。
INSERT 文や DELETE 文などを使ってデータベースを変更しようとすると、SQLSTATE_READ_ONLY_DATABASE エラーが発生します。
リカバリを必要とするデータベースは、読み込み専用モードでは起動できません。たとえば、オンラインバックアップを使って作成したデータベースファイルは、バックアップの開始時に開いているトランザクションがあると、読み込み専用モードで起動できません。これは、バックアップコピーの開始時に、これらのトランザクションがリカバリを必要とするためです。
監査がオンであるデータベースを読み込み専用モードで起動することはできません。
バックアップコピーの妥当性を検証する場合は、どんな方法でも変更できないように、読み込み専用モードでデータベースを実行してください。データベースの検証を参照してください。
次のコマンドは、2 つのデータベースを読み込み専用モードで起動します。
dbeng12 -r database1.db database2.db
次のコマンドは、2 つのうち最初のデータベースだけを読み込み専用モードで開きます。
dbeng12 database1.db -r database2.db