プログラムを起動すると、プログラムは Windows のログインセッションで実行されます。これは、コンピューターからログオフするとプログラムが停止されることを意味します。データベースサーバーで通常行われるように、プログラムを常に動作させておきたい場合、この設定によってコンピューターの用途が制限されます。データベースサーバーを実行し続けるには、そのデータベースサーバーを実行するコンピューターにログオンし続けます。この設定では、Windows コンピューターをログオンした状態にしておくことになるので、セキュリティ上の問題も発生します。

アプリケーションを Windows サービスとしてインストールすると、ログオフしても実行できます。

サービスを開始するときに、サービスは LocalSystem という特別なシステムアカウント (またはユーザーが指定した別のアカウント) を使ってログオンします。サービスを起動するユーザーの ID とサービスは関連していないので、起動した人がログオフしてもサービスは開いたままになります。Windows コンピューターが起動してユーザーがログオンする前に、サービスを自動的に開始するように設定することもできます。

Sybase Central は、Windows のサービス マネージャーよりも便利でわかりやすい方法で SQL Anywhere サービスを管理します。dbsvc ユーティリティを使用してサービスの作成や変更を行うこともできます。Windows 用サービスユーティリティ (dbsvc)を参照してください。