データを保護するため、バックアップのスケジュールを立て、実行することをおすすめします。また、バックアップとリカバリのプランの一環として、バックアップとリカバリのコマンドを作成し、テストしてください。
バックアップとリカバリのプランを立てるときには、次のような点を検討する必要があります。
データベースファイルの場所
バックアップが必要なファイル
バックアップファイルの保存場所
データベースまたはアプリケーションのパフォーマンスに対するバックアップの影響
データベースサーバーの稼働中にバックアップを実行するのか
一般に、バックアップは次の場合に必要です。
一般的に、バックアップには、フルバックアップとインクリメンタルバックアップを組み合わせて使用します。各バックアップの頻度は、保護するデータの種類によって異なります。また、バックアップは、リカバリに使用できることを確認するために検証する必要があります。バックアップの検証を参照してください。
SQL Anywhere のスケジュール機能を使用して、データベースをバックアップするタスクを自動化できます。スケジュールを指定しておくと、以後データベースサーバーによってバックアップが自動的に実行されます。スケジュールとイベントの使用によるタスクの自動化とメンテナンスプランの作成を参照してください。
データベースを使用する組織がどれだけの時間データベース内のデータにアクセスしなくても支障がないかによって、リカバリに割り当てられる時間の上限が決まります。
データベースファイルとトランザクションログファイルのメディア障害に対して、必要な保護措置が取られていることを確認してください。レプリケーション環境で作業している場合は、トランザクションログミラーの使用を検討してください。メディア障害を参照してください。
リカバリの所要時間は、使用可能なハードウェア、データベースファイルのサイズ、リカバリに使用する媒体、ディスク領域、予期しないエラーなどの外部要因の影響を受けます。バックアップ方式を計画するときには、リカバリコマンドの入力、テープの検索やロードなどのタスクにかかる時間も考慮してリカバリの所要時間を決めてください。
バックアップとリカバリ処理の設定
バックアップのスケジュール
メンテナンスプランの作成
メディア障害
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