DBA 権限のあるユーザーの接続文字列を指定することをおすすめします。DBA 権限のあるユーザーは、必要なパーミッションを持たない他のユーザーのリソースを作成できます。また、リソース権限のあるユーザーの接続文字列を指定することもできます。リソース権限によって、ユーザーはテーブル、ビュー、ストアドプロシージャー、トリガーなどのデータベースオブジェクトを作成できます。リソース権限はグループメンバーシップを通して継承されず、DBA 権限を持つユーザーによってのみ付与できます。

ウィザードとコマンドラインで新しいリソースの所有者を指定できます。デフォルトでは、新しいリソースの所有者は DBA です。SQL Anywhere ASP.NET プロバイダーの接続文字列を指定するときに、DBA でユーザーを指定します。ユーザーにパーミッションを付与する必要はありません。DBA がリソースを所有し、テーブルとストアドプロシージャーに対するすべてのパーミッションがあります。

特定の機能を選択して追加や削除することができます。共通のコンポーネントは自動的にインストールされます。アンインストールされている機能の [削除] を選択しても効果はありません。すでにインストールされている機能の [追加] を選択すると、その機能が再インストールされます。デフォルトでは、選択した機能に関連付けられているテーブル内のデータは保持されます。ユーザーがテーブルのスキーマを大幅に変更した場合は、テーブル内に保存されたデータを自動的に保持できない場合があります。新規に再インストールする必要がある場合は、データの保持をオフにできます。

メンバーシッププロバイダーとロールプロバイダーは同時にインストールすることをおすすめします。メンバーシッププロバイダーとロールプロバイダーの両方がインストールされていない場合、Visual Studio ASP.NET の Web サイト管理ツールの有効性が軽減されます。

『チュートリアル：SQL Anywhere を使用した ASP.NET Web ページの作成』というホワイトペーパーでは、SQL Anywhere と Visual Studio 2010 を使用してデータベース駆動型 ASP.NET Web サイトを作成する方法を紹介しています。 www.sybase.com/detail?id=1080238 を参照してください。