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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー プログラミング » .NET アプリケーションプログラミング

 

SQL Anywhere ASP.NET プロバイダー

SQL Anywhere ASP.NET プロバイダーは、SQL Server の標準の ASP.NET プロバイダーに代わり、SQL Anywhere データベースに基づいて Web サイトを運用できるようにします。プロバイダーは 5 つあります。

  • メンバーシッププロバイダー   メンバーシッププロバイダーは、認証と承認のサービスを提供します。メンバーシッププロバイダーは、新しいユーザーやパスワードの作成、ユーザーの ID の検証に使用します。

  • ロールプロバイダー   ロールプロバイダーには、役割の作成、役割へのユーザーの追加、役割の削除のためのメソッドがあります。ロールプロバイダーは、グループへのユーザーの割り当てや、パーミッションの管理に使用します。

  • プロファイルプロバイダー   プロファイルプロバイダーには、ユーザー情報の読み込み、保存、取得のためのメソッドがあります。プロファイルプロバイダーは、ユーザー設定の保存に使用します。

  • Web パーツパーソナル化プロバイダー   Web パーツパーソナル化プロバイダーには、パーソナル化した Web ページのコンテンツやレイアウトをロードしたり保存したりするためのメソッドがあります。Web パーツパーソナル化プロバイダーは、ユーザーによる Web サイトのパーソナル化したビューの作成を可能にするために使用します。

  • ヘルスモニタリングプロバイダー   ヘルスモニタリングプロバイダーには、配備された Web アプリケーションのステータスをモニタリングするためのメソッドがあります。ヘルスモニタリングプロバイダーは、アプリケーションのパフォーマンスのモニタリング、問題のあるアプリケーションやシステムの特定、重要なイベントのログと確認に使用します。

SQL Anywhere ASP.NET プロバイダーで使用される SQL Anywhere データベースサーバーのスキーマは、標準の ASP.NET プロバイダーで使用されるスキーマと同じです。データを操作し、保存する方法は同じです。

SQL Anywhere ASP.NET プロバイダーの設定を終了したら、Visual Studio ASP.NET の Web サイト管理ツールを使用して、ユーザーと役割の作成および管理を実行できます。また、Visual Studio の Login、LoginView、PasswordRecovery の各ツールを使用して Web サイトにセキュリティを追加できます。プロバイダーのより高度な機能を使用したり、独自のログイン制御を作成したりするには、静的ラッパークラスを使用します。

注意

チュートリアル:SQL Anywhere を使用した ASP.NET Web ページの作成』というホワイトペーパーでは、SQL Anywhere と Visual Studio 2010 を使用してデータベース駆動型 ASP.NET Web サイトを作成する方法を紹介しています。[external link] www.sybase.com/detail?id=1080238を参照してください。


データベースへの SQL Anywhere ASP.NET プロバイダースキーマの追加
接続文字列の登録
SQL Anywhere ASP.NET プロバイダーの登録
メンバーシッププロバイダーの XML 属性
ロールプロバイダーのテーブルスキーマ
プロファイルプロバイダーのテーブルスキーマ
Web パーツパーソナル化プロバイダーのテーブルスキーマ
ヘルスモニタリングプロバイダーのテーブルスキーマ