この項では準備文の使用法についての簡単な概要を説明します。一般的な手順は同じですが、詳細はインターフェイスによって異なります。異なるインターフェイスで準備文の使い方を比較すると、違いがはっきりします。
文を準備します。
文中の値を保持するパラメーターをバインドします。
文中のバウンドパラメーターに値を割り当てます。
文を実行します。
必要に応じて手順 3 と 4 を繰り返します。
終了したら、文を削除します。JDBC では、Java ガーベジコレクションメカニズムにより文が削除されます。
文を保持する SACommand オブジェクトを作成します。
SACommand cmd = new SACommand( "SELECT * FROM Employees WHERE Surname=?", conn ); |
文中のパラメーターのデータ型を宣言します。
SACommand.CreateParameter メソッドを使用します。
Prepare メソッドを使って文を準備します。
cmd.Prepare(); |
文を実行します。
SADataReader reader = cmd.ExecuteReader(); |
ADO.NET を使用して文を準備する例については、%SQLANYSAMP12%\SQLAnywhere\ADO.NET\SimpleWin32 にあるソースコードを参照してください。
SQLPrepare を使って文を準備します。
SQLBindParameter を使って文のパラメーターをバインドします。
SQLExecute を使って文を実行します。
SQLFreeStmt を使って文を削除します。
ODBC を使用して文を準備する例については、%SQLANYSAMP12%\SQLAnywhere\ODBCPrepare にあるソースコードを参照してください。
ODBC 準備文の詳細については、ODBC SDK のマニュアルと準備文の実行を参照してください。
接続オブジェクトの prepareStatement メソッドを使って文を準備します。これによって準備文オブジェクトが返されます。
準備文オブジェクトの適切な setType メソッドを使って文パラメーターを設定します。Type は割り当てられるデータ型です。
準備文オブジェクトの適切なメソッドを使って文を実行します。挿入、更新、削除には、executeUpdate メソッドを使います。
JDBC を使用して文を準備する例については、ソースコードファイル %SQLANYSAMP12%\SQLAnywhere\JDBC\JDBCExample.java を参照してください。
JDBC での準備文の使用については、より効率的なアクセスのために準備文を使用するを参照してください。
EXEC SQL PREPARE 文を使用して文を準備します。
文中のパラメーターに値を割り当てます。
EXEC SQL EXECUTE 文を使用して文を実行します。
EXEC SQL DROP 文を使用して、その文に関連するリソースを解放します。
Embedded SQL 準備文の詳細については、PREPARE 文 [ESQL]を参照してください。
CS_PREPARE 型パラメーターで ct_dynamic 関数を使用して文を準備します。
ct_param を使用して文のパラメーターを設定します。
CS_EXECUTE 型パラメーターで ct_dynamic を使用して文を実行します。
CS_DEALLOC 型パラメーターで ct_dynamic を使用して文に関連付けられたリソースを解放します。
Open Client での準備文の使用については、Open Client アプリケーションでの SQLを参照してください。
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