SOAP は、多くの開発環境でサポートされているデータ交換標準です。SOAP ペイロードは、SOAP エンベロープと呼ばれる XML ドキュメントで構成されます。SOAP 要求エンベロープには、SOAP 操作 (SOAP サービス) が含まれ、適切なパラメーターをすべて指定します。SOAP
サービスは、要求を解析してパラメーターを取得し、他のサービスと同様にストアドプロシージャーまたはファンクションの呼び出しや選択を行います。SOAP サービスの表示レイヤーは、DISH サービスの WSDL で指定された事前定義のフォーマットで、SOAP
エンベロープ内のクライアントに結果セットのストリームを返します。SOAP 標準の詳細については、 http://www.w3.org/TR/2000/NOTE-SOAP-20000508/を参照してください。
デフォルトでは、SOAP サービスのパラメーターと結果セットは XmlSchema 文字列型のパラメーターになります。DATATYPE ON は、入力パラメーターと応答データで TRUE 型を使用することを指定します。DATATYPE を指定すると、WSDL 仕様が適宜変更され、クライアント SOAP ツールキットで適切な型のパラメーターと応答オブジェクトを使用してインターフェイスが生成されるようになります。クライアントアプリケーションのデータ型のフォーマット方法については、結果セットからの変数へのアクセスを参照してください。
FORMAT 句は、異なる機能で特定の SOAP ツールキットを対象とするために使用します。DNET には、SOAP サービス応答を System.Data.DataSet オブジェクトとして処理する Microsoft .NET クライアントアプリケーションが備えられています。CONCRETE では、.NET や Java などのオブジェクト指向アプリケーションで、ローとカラムをパッケージ化する応答オブジェクトを生成できるようにする、より汎用的な構造が公開されます。XML からは、応答全体が XML ドキュメントとして返され、文字列として公開されます。クライアントは、XML パーサーを使用して、データをさらに処理できます。CREATE SERVICE 文の FORMAT 句では、複数のクライアントアプリケーションタイプがサポートされています。SOAP サービスでサポートされる他のフォーマットの例については、HTTP Web サービスの例を参照してください。
DATATYPE 句は、SOAP サービスにのみ関係します (HTML でのデータ入力はありません)。FORMAT 句は、SOAP サービスまたは DISH サービスのいずれかで指定できます。SOAP サービスの FORMAT 指定は、DISH サービスの指定よりも優先されます。
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