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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー プログラミング » .NET アプリケーションプログラミング » SQL Anywhere .NET データプロバイダーの使用 » チュートリアル:Visual Studio を使用したシンプルな .NET データベースアプリケーションの開発

 

レッスン 1:テーブルビューアーの作成

このチュートリアルは、Visual Studio と .NET Framework に基づきます。完全なアプリケーションは、ADO.NET プロジェクトの %SQLANYSAMP12%\SQLAnywhere\ADO.NET\SimpleViewer\SimpleViewer.sln にあります。

このチュートリアルでは、Microsoft Visual Studio、サーバーエクスプローラー、および SQL Anywhere .NET データプロバイダーを使用して、SQLAnywhere サンプルデータベース内の 1 つのテーブルにアクセスするアプリケーションを作成します。このアプリケーションを使用して、テーブルのローを調べたり更新を実行することができます。

 ♦ Visual Studio を使用したデータベースアプリケーションの開発
  1. Visual Studio を起動します。

  2. [ファイル] » [新規] » [プロジェクト] をクリックします。

    [新しいプロジェクト] ウィンドウが表示されます。

    1. [新しいプロジェクト] ウィンドウの左ウィンドウ枠で、プログラミング言語として [Visual Basic] または [Visual C#] をクリックします。

    2. [Windows] サブカテゴリで、[Windows アプリケーション] (VS 2005 の場合) または [Windows フォーム アプリケーション] (VS 2008 の場合) をクリックします。

    3. プロジェクトの [名前] フィールドに、MySimpleViewer と入力します。

    4. [OK] をクリックし、新規プロジェクトを作成します。

  3. [表示] » [サーバー エクスプローラー] をクリックします。

  4. [サーバー エクスプローラー] ウィンドウで、[データ接続] » [接続の追加] をクリックします。

    SQL Anywhere.demo12 という新しい接続が [サーバー エクスプローラー] ウィンドウに表示されます。

  5. [接続の追加] ウィンドウで次の作業を実行します。

    1. 他のプロジェクトで [接続の追加] を一度も使用したことがない場合は、データソースのリストが表示されます。データソースのリストから [SQL Anywhere] をクリックします。

      [接続の追加] を以前に使用したことがある場合は、[変更] をクリックしてデータソースを [SQL Anywhere] に変更します。

    2. [データソース] で、[ODBC データソース名] をクリックし、SQL Anywhere 12 Demo と入力します。

      注意

      Visual Studio の接続の追加ウィザードを 64 ビット Windows で使用する場合は、64 ビットのシステムデータソース名 (DSN) のみがユーザーデータソース名と一緒に含まれます。32 ビットのシステムデータソース名は表示されません。Visual Studio の 32 ビット設計環境で [テスト接続] ボタンを使用すると、64 ビットのシステム DSN と等価な 32 ビットのシステム DSN を使用して接続の確立が試みられます。32 ビットのシステム DSN が存在しない場合、テストは失敗します。

    3. [テスト接続] をクリックして、サンプルデータベースに接続できることを確認します。

    4. [OK] をクリックします。

  6. [サーバー エクスプローラー] ウィンドウで、テーブル名が表示されるまで SQL Anywhere.demo12 接続を展開します。Visual Studio 2005 を使用する場合は、次の手順を使用します。

    1. Products テーブルを右クリックし、[テーブル データの表示] をクリックします。

      Products テーブルのローとカラムがウィンドウに表示されます。

    2. テーブルデータのウィンドウを閉じます。

  7. [データ] » [新しいデータソースの追加] をクリックします。

  8. データソース構成ウィザードで、次の作業を実行します。

    1. [データ ソースの種類を選択] ページで [データベース] をクリックし、[次へ] をクリックします。

    2. [データ接続の選択] ページで SQL Anywhere.demo12 をクリックし、[次へ] をクリックします。

    3. [接続文字列をアプリケーション構成ファイルに保存する] ページで、[次の名前で接続を保存する] が選択されていることを確認して [次へ] をクリックします。

    4. [データベース オブジェクトの選択] ページで [テーブル] をクリックし、[完了] をクリックします。

  9. [データ] » [データソースの表示] をクリックします。

    [データソース] ウィンドウが表示されます。

    [データソース] ウィンドウで Products テーブルを展開します。

    1. [Products] をクリックし、ドロップダウンリストから [詳細] をクリックします。

    2. [Photo] をクリックし、ドロップダウンリストから [Picture Box] をクリックします。

    3. [Products] をクリックして、フォーム (Form1) にドラッグします。

    Form1 に、コントロールと複数のラベル付きテキストフィールドが表示されます。

    データセットコントロールと複数のラベル付きテキストフィールドがフォームに表示されます。

  10. フォームで、[Photo] の横にあるピクチャボックスをクリックします。

    1. ボックスの形を四角形に変更します。

    2. ピクチャボックスの右上の右矢印をクリックします。

      [Picture Box タスク] ウィンドウが開きます。

    3. [サイズ モード] ドロップダウンリストから、[ズーム] をクリックします。

    4. [Picture Box タスク] ウィンドウを閉じるには、ウィンドウの外側で任意の場所をクリックします。

  11. プロジェクトをビルドし、実行します。

    1. [ビルド] » [ソリューションのビルド] をクリックします。

    2. [デバッグ] » [デバッグの開始] をクリックします。

      アプリケーションが SQL Anywhere サンプルデータベースに接続されて、Products テーブルの最初のローがテキストボックスとピクチャボックスに表示されます。

      Products テーブルのローが表示されたアプリケーション。
    3. コントロールのボタンを使用して、結果セットのローをスクロールできます。

    4. ロー番号をスクロールコントロールに入力すると、結果セットのローに直接アクセスできます。

    5. テキストボックスを使用して結果セットの値を更新し、[Save Data] ボタンをクリックして値を保存できます。

    これで、Visual Studio、サーバーエクスプローラー、SQL Anywhere .NET データプロバイダーを使用して、シンプルでありながら強力な .NET アプリケーションが作成されました。

  12. アプリケーションを終了してプロジェクトを保存します。