UNIX での ODBC アプリケーションのリンク

UNIX 用の ODBC ドライバーマネージャーは SQL Anywhere に同梱されており、サードパーティ製のドライバーマネージャーも利用できます。この項では、ODBC ドライバーマネージャーを使用しない ODBC アプリケーションの構築方法について説明します。

ODBC ドライバー

ODBC ドライバーは、共有オブジェクトまたは共有ライブラリです。シングルスレッドアプリケーションとマルチスレッドアプリケーションには、SQL Anywhere ODBC ドライバーの別々のバージョンが用意されています。汎用の SQL Anywhere ODBC ドライバーは、使用中のスレッドモデルを検出し、シングルスレッドまたはマルチスレッドのライブラリを直接呼び出します。

ODBC ドライバーのファイルは、次のとおりです。

オペレーティングシステム	スレッドモデル	ODBC ドライバー
(Mac OS X と HP-UX 以外のすべての UNIX)	汎用	libdbodbc12.so (libdbodbc12.so.1)
(Mac OS X と HP-UX 以外のすべての UNIX)	シングルスレッド	libdbodbc12_n.so (libdbodbc12_n.so.1)
(Mac OS X と HP-UX 以外のすべての UNIX)	マルチスレッド	libdbodbc12_r.so (libdbodbc12_r.so.1)
HP-UX	汎用	libdbodbc12.sl (libdbodbc12.sl.1)
HP-UX	シングルスレッド	libdbodbc12_n.sl (libdbodbc12_n.sl.1)
HP-UX	マルチスレッド	libdbodbc12_r.sl (libdbodbc12_r.sl.1)
Mac OS X	汎用	libdbodbc12.dylib
Mac OS X	シングルスレッド	libdbodbc12_n.dylib
Mac OS X	マルチスレッド	libdbodbc12_r.dylib

ライブラリは、バージョン番号 (カッコ内に表示) を使用して共有ライブラリへのシンボリックリンクとしてインストールされます。

さらに、Mac OS X では次のバンドルも使用できます。

オペレーティングシステム	スレッドモデル	ODBC ドライバー
Mac OS X	シングルスレッド	dbodbc12.bundle
Mac OS X	マルチスレッド	dbodbc12_r.bundle

♦ ODBC アプリケーションのリンク (UNIX の場合)

アプリケーションを汎用 ODBC ドライバー libdbodbc12 にリンクします。
アプリケーションを配備するときに、適切な (またはすべての) ODBC ドライバーバージョン (非スレッドまたはスレッド) がユーザーのライブラリパスに含まれていることを確認します。

データソース情報

参照

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