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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー プログラミング » PHP サポート » SQL Anywhere PHP 拡張 » UNIX と Mac OS X で SQL Anywhere PHP 拡張を構築する方法 » Apache および PHP のコンパイル

 

Apache モジュールとしての PHP のコンパイル
 ♦ Apache モジュールとしての PHP のコンパイル

最初の 2 つの手順では、共有モジュールを認識するように Apache を設定します。Apache のコンパイル済みバージョンがすでにシステムにインストールされている場合は、手順 3 に進んでください。Mac OS X には Apache Web サーバーがプリインストールされています。

  1. Apache を設定して共有モジュールを認識させます。

    Apache ファイルが抽出されたディレクトリから、次のコマンドを実行します (すべてを 1 行に入力します)。

    $ cd Apache-source-directory
    $ ./configure --enabled-shared=max --enable-module=most --
    prefix=/Apache-installation-directory

    次の例は、Apache バージョン 2.2.9 用のコマンドです。apache_2.2.9 を、使用している Apache のバージョンに変更する必要があります。

    $ cd ~/apache_2.2.9
    $ ./configure --enabled-shared=max --enable-module=most --
    prefix=/usr/local/web/apache
  2. 関連するコンポーネントを再コンパイルしてインストールします。

    $ make
    $ make install

    これで、Apache モジュールとして動作するように PHP をコンパイルできます。

  3. SQL Anywhere の環境が設定されていることを確認します。

    使用しているシェルに応じて、SQL Anywhere がインストールされているディレクトリ (デフォルトでは /opt/sqlanywhere12) から適切なコマンドを入力します。Mac OS X では、デフォルトディレクトリは /Applications/SQLAnywhere12/System です。

    シェル 使用するコマンド
    sh, ksh, bash
     . ./bin32/sa_config.sh
    csh, tcsh
    source ./bin32/sa_config.csh
  4. PHP を Apache モジュールとして設定して、SQL Anywhere PHP 拡張を含めます。

    次のコマンドを実行します。

    $ cd PHP-source-directory
    $ ./configure --with-sqlanywhere --with- apxs=/Apache-installation-directory/bin/apxs

    次の例は、PHP バージョン 5.2.11 用のコマンドです。php-5.2.11 を、使用している PHP のバージョンに変更する必要があります。

    $ cd ~/php-5.2.11
    $ ./configure --with-sqlanywhere --with- apxs=/usr/local/web/apache/bin/apxs

    configure スクリプトによって、インストールされている SQL Anywhere のバージョンとロケーションの特定が試行されます。コマンドの出力に次のような行が表示されます。

    checking for SQL Anywhere support... yes
    checking     SQL Anywhere install dir... /opt/sqlanywhere12
    checking     SQL Anywhere version... 12
  5. 関連するコンポーネントを再コンパイルします。

    $ make
  6. ライブラリが正常にリンクされていることを確認します。

    • Linux ユーザーの場合 (次の例は、PHP バージョン 5 を使用していると仮定)

      ldd ./.libs/libphp5.so
    • Mac OS X ユーザーの場合:

      httpd.conf 設定ファイルを参照して、libphp5.so の場所を特定します。次のコマンドによりチェックを実行します。

      otool -L $LIBPHP5_DIR/libphp5.so

      サーバー設定によると、libphp5.so$LIBPHP5_DIR フォルダーにあります。

      このコマンドは、libphp5.so が使用するライブラリのリストを出力します。libdblib12.so がリストにあることを確認してください。

  7. PHP バイナリを Apache の lib ディレクトリにインストールします。

    $ make install
  8. 検証を実行します。検証は PHP により自動的に行われます。ユーザーによる確認が必要なのは、httpd.conf 設定ファイルが検証され、Apache が .php ファイルを PHP スクリプトとして認識されるかどうかの確認だけです。

    httpd.conf は、Apache ディレクトリの conf サブフォルダーに格納されています。

    $ cd Apache-installation-directory/conf

    次に例を示します。

    $ cd /usr/local/web/apache/conf

    httpd.conf のバックアップコピーを作成してからファイルを編集します (pico を好みのテキストエディターと置き換えることができます)。

    $ cp httpd.conf httpd.conf.backup
    $ pico httpd.conf

    次の行を httpd.conf に追加するか、コメント解除します (ファイル内の同じ場所にはありません)。

    LoadModule php5_module   libexec/libphp5.so
    AddModule mod_php5.c
    AddType application/x-httpd-php .php
    AddType application/x-httpd-php-source .phps
    注意

    Mac OS X の場合は、最後の 2 行を httpd_macosxserver.conf に追加するか、コメント解除する必要があります。

    最初の 2 行により、PHP コードの解釈に使用されるファイルに Apache がポイントされます。残りの 2 行により、拡張子が .php または .phps のファイルのファイルタイプが宣言されます。これにより、Apache はファイルを適切に認識および処理できるようになります。

 参照