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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー プログラミング » データベースおよびアプリケーションの配備 » クライアントアプリケーションを配備するための要件 » PHP クライアントの配備

 

Linux/Solaris での PHP 拡張のインストール

Linux または Solaris で SQL Anywhere PHP 拡張を使用するには、SQL Anywhere のインストールディレクトリから共有オブジェクトをコピーして PHP インストールに追加する必要があります。オプションとして、拡張をロードするためのエントリを PHP 初期化ファイル php.ini に追加すると、各スクリプトで拡張を手動でロードする必要がなくなります。

 ♦ Linux/Solaris での PHP 拡張のインストール
  1. PHP インストールディレクトリにある php.ini ファイルを探して、テキストエディターで開きます。extension_dir ディレクトリのロケーションを指定する行を探します。extension_dir に特定のディレクトリが設定されていない場合は、システムセキュリティの安全上、独立したディレクトリを指定することをおすすめします。

  2. 共有オブジェクトを、SQL Anywhere インストール環境の lib32 または lib64 サブフォルダーから php.ini ファイルの extension_dir エントリによって指定されるディレクトリにコピーします。選択する共有オブジェクトは、インストールされている PHP のバージョンとそのビットバージョン (32 ビットまたは 64 ビット) で決まります。

    注意

    お使いの PHP のバージョンが SQL Anywhere で提供される共有オブジェクトよりも新しい場合は、SQL Anywhere で提供される最新の共有オブジェクトを使用してください。バージョン 5.2.x の SQL Anywhere PHP 拡張は、バージョン 5.3.x の PHP では動作しません。

    使用する共有オブジェクトのバージョンについては、PHP 拡張を参照してください。

  3. SQL Anywhere PHP ドライバーを自動的にロードするために、次の行を php.ini ファイルの Dynamic Extensions セクションに追加します。エントリは、コピーした共有オブジェクトを特定する必要があり、次のいずれかになります。

    extension=php-5.x.y_sqlanywhere.so

    スレッド対応共有オブジェクトの場合は、次のとおりです。

    extension=php-5.x.y_sqlanywhere_r.so

    5.x.y は、前の手順でコピーした PHP 共有オブジェクトのバージョン番号を表します。

    php.ini を保存して閉じます。

    PHP ドライバーを自動的にロードする代わりに、それを必要とする各スクリプトで手動でロードすることもできます。

  4. PHP 拡張を使用する前に、PHP の実行環境が SQL Anywhere のために設定されているかを確認します。使用しているシェルに応じて、Web サーバー環境の設定スクリプトを編集し、適切なコマンドを追加することで、SQL Anywhere のインストールディレクトリから SQL Anywhere の設定スクリプトのコマンドを実行します。

    シェル 使用するコマンド
    sh、ksh、または bash . /bin32/sa_config.sh
    csh または tcsh source /bin32/sa_config.csh

    32 ビットバージョンの SQL Anywhere PHP の拡張 DLL では、bin32 ディレクトリがパスに含まれている必要があります。64 ビットバージョンの SQL Anywhere PHP の拡張 DLL では、bin64 ディレクトリがパスに含まれている必要があります。

    この行を挿入する設定ファイルは、他の Web サーバーや Linux ディストリビューションでは異なります。特定のディストリビューションにおける Apache サーバーの例を次に示します。

    • RedHat/Fedora/CentOS   /etc/sysconfig/httpd

    • Debian/Ubuntu   /etc/apache2/envvars

    Web サーバーは、環境設定を編集した後に再起動する必要があります。

 参照