DBTools ライブラリを使用する dbremote ユーティリティが必要とする情報を格納します。
typedef struct a_remote_sql
メンバー名 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
apply |
a_bit_field |
通常は TRUE に設定します。 設定しない場合、メッセージはスキャンされますが、適用されません。dbremote の -a オプションに対応します。 |
argv |
char ** |
解析されたコマンドラインへのポインター (文字列へのポインターのベクトル)。 NULL 以外の場合、DBRemoteSQL はメッセージルーチンを呼び出して、-c、-cq、-ek で始まる引数を除いた各コマンドラインの引数を表示します。 |
batch |
a_bit_field |
TRUE に設定した場合、メッセージを適用してログをスキャン後に強制的に終了します (少なくとも 1 ユーザーが「常に」送信時刻を保持している場合と同様です)。 クリアした場合、実行モードはリモートユーザーの送信時刻によって決まります。 |
confirmrtn |
MSG_CALLBACK |
確認要求コールバックルーチンのアドレス、または NULL。 |
connectparms |
char * |
データベース接続に必要なパラメーター。 "UID=DBA;PWD=sql;DBF=demo.db" のような接続文字列の形式をとります。 データベースサーバーは、接続文字列の START パラメーターによって起動されます。たとえば、"START=c:\SQLAny12\bin32\dbeng12.exe" などとなります。 START パラメーターを含んだ完全な接続文字列は、たとえば "UID=DBA;PWD=sql;DBF=demo.db;START=c:\SQLAny12\bin32\dbeng12.exe" などとなります。 |
debug |
a_bit_field |
TRUE に設定した場合、デバッグ出力が含まれます。 |
debug_dump_size |
a_sql_uint32 |
今後の使用のために予約されており、0 に設定する必要があります。 |
debug_page_offsets |
a_bit_field |
今後の使用のために予約されており、FALSE に設定する必要があります。 |
default_window_title |
char * |
デフォルトのウィンドウタイトルを表す文字列へのポインター。 |
deleted |
a_bit_field |
通常は TRUE に設定します。 設定しない場合、メッセージは適用後に削除されません。dbremote の -p オプションに対応します。 |
encryption_key |
char * |
暗号化キーへのポインター。dbremote の -ek オプションに対応します。 |
errorrtn |
MSG_CALLBACK |
エラーメッセージコールバックルーチンのアドレス、または NULL。 |
frequency |
a_sql_uint32 |
受信メッセージのポーリング頻度を設定します。 この値は max(1, receive_delay/60) にしてください。以下の receive_delay を参照してください。 |
full_q_scan |
a_bit_field |
今後の使用のために予約されており、FALSE に設定する必要があります。 |
include_scan_range |
char * |
今後の使用のために予約されており、NULL に設定する必要があります。 |
latest_backup |
a_bit_field |
TRUE に設定した場合、バックアップされているログのみ処理されます。 ライブログからは操作を送信しません。dbremote の -u オプションに対応します。 |
link_debug |
a_bit_field |
TRUE に設定した場合、リンクのデバッグが有効になります。 |
locale |
char * |
今後の使用のために予約されており、NULL に設定する必要があります。 |
log_file_name |
const char * |
メッセージコールバックによって出力が書き込まれる DBRemoteSQL 出力ログの名前へのポインター。 send が TRUE の場合、エラーログが統合データベースに送信されます (ただし、このポインターの値が NULL 以外の場合)。 |
log_size |
a_sql_uint32 |
オンライントランザクションログのサイズがこの値より大きくなると、DBRemoteSQL はオンライントランザクションログの名前を変更して再起動します。 dbremote の -x オプションに対応します。 |
logrtn |
MSG_CALLBACK |
指定されたメッセージをログファイルに出力する関数へのポインター。 メッセージをユーザーに表示する必要はありません。 |
max_length |
a_sql_uint32 |
メッセージの最大長をバイト単位で設定します。 この値は送信と受信に影響します。推奨値は 50000 です。dbremote の -l オプションに対応します。 |
memory |
a_sql_uint32 |
送信メッセージの作成時に使用するメモリバッファーの最大サイズをバイト単位で設定します。 推奨値は 2 * 1024 * 1024 以上です。dbremote の -m オプションに対応します。 |
mirror_logs |
char * |
オフラインミラートランザクションログを含むディレクトリの名前へのポインター。 dbremote の -ml オプションに対応します。 |
more |
a_bit_field |
TRUE に設定してください。 |
msgqueuertn |
MSG_QUEUE_CALLBACK |
DBRemoteSQL がスリープを必要とするときに呼び出す関数。 このパラメーターには、スリープ時間をミリ秒単位で指定します。この関数は、dllapi.h に定義されているとおり、以下を返します。
|
msgrtn |
MSG_CALLBACK |
情報メッセージコールバックルーチンのアドレス、または NULL。 |
no_user_interaction |
a_bit_field |
TRUE に設定した場合、ユーザーの操作を必要としません。 |
operations |
a_sql_uint32 |
メッセージを適用するときに使用される値。 DBRemoteSQL でコミットされていない操作 (挿入、削除、更新) の数がこの値に達するまで、コミットは無視されます。dbremote の -g オプションに対応します。 |
patience_retry |
a_sql_uint32 |
受信メッセージが失われたと見なされるまでに DBRemoteSQL が待機する受信メッセージのポーリング回数を設定します。 たとえば、patience_retry が 3 の場合、DBRemoteSQL は見つからないメッセージの受信を 3 回まで試行します。その後、DBRemoteSQL は再送要求を送信します。推奨値は 1 です。dbremote の -rp オプションに対応します。 |
progress_index_rtn |
SET_PROGRESS_CALLBACK |
進行状況バーのステータスを更新する関数へのポインター。 この関数には符号なしの整数を指定する 2 つの引数 index と max があります。最初の呼び出しでは、2 つの引数の値は最小値と最大値 (例:0 と 100) になります。2 回目以降の呼び出しでは、最初の引数は現在のインデックス値 (例:0 ~ 100) になり、2 番目の引数は常に 0 になります。 |
progress_msg_rtn |
MSG_CALLBACK |
進行状況メッセージを表示する関数へのポインター。 |
queueparms |
char * |
今後の使用のために予約されており、NULL に設定する必要があります。 |
receive |
a_bit_field |
TRUE に設定した場合、メッセージを受信します。 receive と send の両方が FALSE の場合、両方とも TRUE であると見なされます。receive と send の両方を FALSE に設定することをおすすめします。dbremote の -r オプションに対応します。 |
receive_delay |
a_sql_uint32 |
新しいメッセージを受信する際のポーリングの待機間隔を秒単位で設定します。 推奨値は 60 です。dbremote の -rd オプションに対応します。 |
remote_output_file_name |
char * |
DBRemoteSQL リモート出力ファイルの名前へのポインター。 dbremote の -ro または -rt オプションに対応します。 |
rename_log |
a_bit_field |
TRUE に設定した場合、ログの名前が変更され、再起動されます (DBRemoteSQL のみ)。 |
resend_urgency |
a_sql_uint32 |
ユーザーが再スキャンを必要としていることが判明してからログのフルスキャンを実行するまでの DBRemoteSQL の待機時間を秒単位で設定します。 0 に設定すると、DBRemoteSQL はユーザーの送信時刻と収集したその他の情報に基づいて適切な値を選択します。dbremote の -ru オプションに対応します。 |
scan_log |
a_bit_field |
今後の使用のために予約されており、FALSE に設定する必要があります。 |
send |
a_bit_field |
TRUE に設定した場合、メッセージを送信します。 receive と send の両方が FALSE の場合、両方とも TRUE であると見なされます。receive と send の両方を FALSE に設定することをおすすめします。dbremote の -s オプションに対応します。 |
send_delay |
a_sql_uint32 |
新しい操作のログファイルのスキャンを送信するまでの時間を秒単位で設定します。 0 に設定すると、DBRemoteSQL はユーザーの送信時刻に基づいて適切な値を選択します。dbremote の -sd オプションに対応します。 |
set_window_title_rtn |
SET_WINDOW_TITLE_CALLBACK |
ウィンドウのタイトルをリセットする関数へのポインター (Windows の場合のみ)。 タイトルは "database_name (受信中、スキャン中、送信中) - default_window_title" の形式になります。 |
threads |
a_sql_uint32 |
メッセージの適用に使用するワーカースレッド数を設定します。 この値は 50 未満にしてください。dbremote の -w オプションに対応します。 |
transaction_logs |
char * |
オフライントランザクションログを持つディレクトリを指定します (DBRemoteSQL のみ)。 dbremote の transaction_logs_directory 引数に対応します。 |
triggers |
a_bit_field |
通常はクリア (FALSE) にしてください。 TRUE に設定した場合、トリガーアクションがレプリケートされます。使用には十分注意してください。 |
truncate_remote_output_file |
a_bit_field |
TRUE に設定した場合、リモート出力ファイルは追加される代わりにトランケートされます。 dbremote の -rt オプションに対応します。 |
unused |
a_bit_field |
今後の使用のために予約されており、FALSE に設定する必要があります。 |
use_hex_offsets |
a_bit_field |
TRUE に設定した場合、ログオフセットが 16 進表記で表示されます。それ以外の場合、小数表記が使用されます。 |
use_relative_offsets |
a_bit_field |
TRUE に設定した場合、ログオフセットが現在のログファイルの開始点への相対値として表示されます。 FALSE に設定した場合、ログオフセットが開始時刻から表示されます。 |
verbose |
a_bit_field |
設定した場合、追加情報が生成されます。 dbremote の -v オプションに対応します。 |
version |
unsigned short |
DBTools のバージョン番号 (DB_TOOLS_VERSION_NUMBER)。 |
warningrtn |
MSG_CALLBACK |
指定された警告メッセージを表示する関数へのポインター。 NULL の場合、errorrtn 関数が代わりに呼び出されます。 |
dbremote ユーティリティは、次のデフォルト値を設定してからコマンドラインオプションを処理します。
version = DB_TOOLS_VERSION_NUMBER
argv = (アプリケーションに渡される引数ベクトル)
deleted = TRUE
apply = TRUE
more = TRUE
link_debug = FALSE
max_length = 50000
memory = 2 * 1024 * 1024
frequency = 1
threads = 0
receive_delay = 60
send_delay = 0
log_size = 0
patience_retry = 1
resend_urgency = 0
log_file_name = (コマンドラインから設定)
truncate_remote_output_file = FALSE
remote_output_file_name = NULL
no_user_interaction = TRUE (ユーザーインターフェイスが使用できない場合)
errorrtn = (適切なルーチンのアドレス)
msgrtn = (適切なルーチンのアドレス)
confirmrtn = (適切なルーチンのアドレス)
msgqueuertn = (適切なルーチンのアドレス)
logrtn = (適切なルーチンのアドレス)
warningrtn = (適切なルーチンのアドレス)
set_window_title_rtn = (適切なルーチンのアドレス)
progress_msg_rtn = (適切なルーチンのアドレス)
progress_index_rtn = (適切なルーチンのアドレス)
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