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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー プログラミング » HTTP Web サービス » HTTP Web サーバーとしての SQL Anywhere » HTTP Web サーバーの起動

 

ネットワークプロトコルオプションの設定

ネットワークプロトコルオプションは、指定された Web サービスプロトコルを制御するための省略可能な設定です。-xs データベースサーバーオプションを指定してデータベースサーバーを起動すると、これらの設定をコマンドラインで実行できます。-xs dbeng12/dbsrv12 サーバーオプションを参照してください。

たとえば、次のコマンドラインは、PORT、FIPS、Identity、Identity_Password ネットワークプロトコルオプションを指定した HTTPS リスナーを設定します。

dbsrv12 -xs https(PORT=544;FIPS=YES;
    IDENTITY=certificate.id;IDENTITY_PASSWORD=password) your-database-name.db

このコマンドは、your-database-name.db データベースに対して、HTTPS Web サービスプロトコルを有効にするデータベースサーバーを起動します。ネットワークプロトコルオプションは、Web サーバーが次のタスクを実行することを示します。

次の表に、Web サービスプロトコルで一般的に使用されるネットワークプロトコルオプションを示します。

ネットワークプロトコルオプション 使用可能な Web サービスプロトコル 説明
DatabaseName (DBN) プロトコルオプション HTTP、HTTPS Web 要求を処理するときに使用するデータベースの名前を指定します。また、REQUIRED や AUTO キーワードを使用して URL の一部としてデータベース名が必要かどうかを指定します。
FIPS プロトコルオプション HTTPS データベースファイルを暗号化したり、データベースクライアント/サーバー通信や Web サービスにおける通信を暗号化するために、FIPS 認定のセキュリティアルゴリズムを有効にします。
Identity プロトコルオプション HTTPS セキュア HTTPS 接続に使用する ID ファイルの名前を指定します。
Identity_Password プロトコルオプション HTTPS 暗号化証明書のパスワードを指定します。
LocalOnly (LO) プロトコルオプション HTTP、HTTPS クライアントがローカルコンピューター上のサーバー (存在する場合) にのみ接続できるようにします。
LogFile (LOG) プロトコルオプション HTTP、HTTPS データベースサーバーが Web 要求に関する情報を書き込むファイル名を指定します。
LogFormat (LF) プロトコルオプション

HTTP、HTTPS

データベースサーバーがログファイルに書き込む Web 要求に関する情報メッセージのフォーマットを制御し、メッセージに表示されるフィールドを指定します。

LogOptions (LOPT) プロトコルオプション HTTP、HTTPS データベースサーバーがログに記録する Web 要求に関する情報メッセージのタイプを指定します。
ServerPort (PORT) プロトコルオプション HTTP、HTTPS データベースサーバーが実行されているポートを指定します。
 参照