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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere サーバー プログラミング » データベースおよびアプリケーションの配備

 

管理ツールの配備

ライセンス契約に従って、Interactive SQL、Sybase Central、SQL Anywhere コンソールユーティリティを含む一連の管理ツールを配備できます。

管理ツールを配備する最も簡単な方法は、Deployment ウィザードを使用することです。

管理ツールのシステム稼働条件については、[external link] http://www.ianywhere.jp/sas/os.html を参照してください。

初期化ファイルによって管理ツールの配備を簡略化できます。管理ツール (Sybase Central、Interactive SQL、SQL Anywhere コンソールユーティリティ) のランチャー実行プログラムごとに、対応する .ini ファイルがあります。初期化ファイルを使用すると、JAR ファイルのロケーションに関するレジストリエントリや固定ディレクトリ構造が不要になります。これらの ini ファイルは、実行プログラムファイルと同じファイル名で同じディレクトリ内にあります。

  • dbconsole.ini   これは、コンソールユーティリティの初期化ファイルの名前です。

  • dbisql.ini   これは、Interactive SQL の初期化ファイルの名前です。

  • scjview.ini   これは、Sybase Central の初期化ファイルの名前です。

初期化ファイルには、データベース管理ツールをロードする方法の詳細が含まれます。たとえば、初期化ファイルには次の行を含めることができます。

  • JRE_DIRECTORY=path   必要な JRE のロケーション。JRE_DIRECTORY の指定は必須です。

  • VM_ARGUMENTS=any-required-VM-arguments   VM 引数はセミコロン (;) で区切って指定します。空白が含まれているパス値は、引用符で囲んでください。VM 引数を確認するには、管理ツールの -batch オプションを使用し、対応するバッチファイルを作成して調べます。たとえば Windows の場合、コマンドプロンプトから、Sybase Central を scjview -batch オプションで起動すると scjview.bat が生成され、Interactive SQL を dbisql -batch オプションで起動すると dbisql.bat が生成されます。VM_ARGUMENTS の指定はオプションです。

  • JAR_PATHS=path1;path2;...   プログラムの JAR ファイルを含むディレクトリのリスト。値はセミコロン (;) で区切って指定します。JAR_PATHS の指定はオプションです。

  • ADDITIONAL_CLASSPATH=path1;path2;...   クラスパス値はセミコロン (;) で区切って指定します。ADDITIONAL_CLASSPATH の指定はオプションです。

  • LIBRARY_PATHS=path1;path2;...   DLL/共有オブジェクトのパス。値はセミコロン (;) で区切って指定します。LIBRARY_PATHS の指定はオプションです。

  • APPLICATION_ARGUMENTS=arg1;arg2;...   アプリケーションの引数。値はセミコロン (;) で区切って指定します。アプリケーション引数を確認するには、管理ツールの -batch オプションを使用し、対応するバッチファイルを作成して調べます。たとえば Windows の場合、コマンドプロンプトから、Sybase Central を scjview -batch オプションで起動すると scjview.bat が生成され、Interactive SQL を dbisql -batch オプションで起動すると dbisql.bat が生成されます。APPLICATION_ARGUMENTS の指定はオプションです。

次に示すのは、Sybase Central のサンプルの初期化ファイルの内容です。

JRE_DIRECTORY=c:\JDK\JRE160_x86
VM_ARGUMENTS=-Xmx200m
JAR_PATHS=c:\scj\jars;c:\scj\jhelp
ADDITIONAL_CLASSPATH=
LIBRARY_PATHS=c:\scj\bin
APPLICATION_ARGUMENTS=-screpository=c:\Users\Public\Documents\Sybase Central 6.1.0;-installdir=c:\scj

この例では、32 ビットの Sun JRE のコピーが c:\JDK\JRE160_x86 にあることを前提としています。また、jsyblib610 などの Sybase Central の実行プログラムと共有ライブラリ (DLL) が c:\scj\bin に格納されています。SQL Anywhere の JAR ファイルは c:\scj\jars に格納されています。JavaHelp 2.0 JAR ファイルは c:\scj\jhelp に格納されています。

注意

アプリケーションを配備するときは、dbinit ユーティリティを使用してデータベースを作成するために、パーソナルデータベースサーバー (dbeng12) が必要です。パーソナルデータベースサーバーは、その他のデータベースサーバーが実行されていない場合にローカルコンピューターで Sybase Central からデータベースを作成する場合にも必要です。

 参照

Windows での管理ツールの配備
Linux、Solaris、Mac OS X における管理ツールの配備
管理ツールの設定
dbisqlc の配備