既存のログインポリシーを変更します。
ALTER LOGIN POLICY policy-name policy-options
policy options : policy-option [ policy-option ... ]
policy-option :
policy-option-name = policy-option-value
policy-option-value : { UNLIMITED | DEFAULT | legal-option-value }
policy-name ログインポリシーの名前。ルートを指定してルートログインポリシーを修正します。
policy-option-name ポリシーオプションの名前。
policy-option-value ログインポリシーオプションに割り当てられている値。UNLIMITED を指定すると、制限は使用されません。DEFAULT を指定すると、デフォルトの制限が使用されます。
ログインポリシーが変更されるとすぐに、すべてのユーザーに変更が適用されます。
ポリシーオプションを指定しない場合は、ルートログインポリシーからログインポリシーの値が取得されます。
すべての新しいデータベースには、ルートログインポリシーが含まれています。ルートログインポリシーの値を変更することはできますが、ポリシーは削除できません。次の表は、ルートログインポリシーのデフォルトオプションの概要を示します。
policy-option-name | 説明 | デフォルト値 | 適用対象 |
---|---|---|---|
password_life_time | パスワードの変更が必要となるまでの最大日数。 | Unlimited | すべてのユーザー (DBA 権限を持つユーザーを含む)。 |
password_grace_time | パスワードの有効期限が切れるまでの日数。この期間中は、ログインは許可されますが、デフォルトの post_login プロシージャーから警告が出ます。 | 0 | すべてのユーザー (DBA 権限を持つユーザーを含む)。 |
password_expiry_on_next_login | このオプションの値が ON の場合、次回のログイン後にユーザーのパスワードは期限切れになります。 | OFF | すべてのユーザー (DBA 権限を持つユーザーを含む)。 |
locked | このオプションの値が ON の場合、ユーザーは新しい接続を確立できません。DBA 権限を持つユーザーをロックすることはできません。sa_get_user_status システムプロシージャーの reason_locked カラムは、データベースサーバーで生成されたユーザーのロック理由を示す文字列を返します。 | OFF | DBA 権限を持たないユーザー。 |
max_connections | ユーザーに許容される同時接続の最大数。 | Unlimited | DBA 権限を持たないユーザー。 |
max_failed_login_attempts | 前回のログイン成功以降、ユーザーがロックされるまでのログイン失敗の最大回数。 | Unlimited |
すべてのユーザー (DBA 権限を持つユーザーを含む)。 最後のログイン失敗から 1 分が経過すると、DBA ユーザーアカウントのロックは解除されます。 |
max_days_since_login | 同一ユーザーによる 2 回の連続するログインの間で許容される最大経過日数。 | Unlimited | DBA 権限を持たないユーザー。 |
max_non_dba_connections | DBA 権限を持たないユーザーが確立できる同時接続の最大数。このオプションは、ルートログインポリシーでのみサポートされます。 | Unlimited | DBA 権限を持たないユーザー。ルートログインポリシーのみ。 |
DBA 権限
なし
SQL/2008 ベンダー拡張。
次の例は、Test1 ログインポリシーを変更します。この例は、locked オプションと max_connections オプションを変更します。locked の値は、このポリシーを割り当てられたユーザーが新しい接続を確立できないことを示し、max_connections の値は、許容される同時接続数を制限します。
ALTER LOGIN POLICY Test1 locked=ON max_connections=5; |
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