FORWARD TO 文

FORWARD TO server-name sql-statement

FORWARD TO [ server-name ]

server-name リモートサーバーの名前。
sql-statement リモートサーバーのネイティブ SQL 構文によるコマンド。コマンドまたは一連のコマンドは、中カッコ ({}) または一重引用符で囲まれます。

FORWARD TO 文は、ユーザーがパススルー接続が必要なサーバーを指定できるようにします。この文は、次の 2 つの方法で使用できます。

構文 1 1 つの文をリモートサーバーに送信します。
構文 2 SQL Anywhere をパススルーモードにして一連の文をリモートサーバーに送信します。それ以降の文はすべて直接リモートサーバーに渡されます。パススルーモードをオフにするには、server-name を指定しないで FORWARD TO を実行します。
パススルーモードでリモートサーバーからエラーが返された場合は、FORWARD TO 文を実行してパススルーモードをオフにしてください。

ユーザーのために server-name への接続を確立する場合、データベースサーバーは次のいずれかを使用します。

指定のサーバーに接続を確立できない場合は、その理由を示すメッセージがユーザーに返されます。

文が要求されたサーバーに渡されると、結果はすべて、クライアントプログラムで認識できる形式に変換されます。

FORWARD TO 文はサーバーディレクティブであり、ストアドプロシージャー、トリガー、イベント、またはバッチ内では使用できません。

なし

リモート接続は、FORWARD TO セッションの間、AUTOCOMMIT (非連鎖) モードに設定されます。FORWARD TO 文の前に保留中であった作業はすべて自動的にコミットされます。

次の例では、SQL 文をリモートサーバー RemoteASE に送信します。

FORWARD TO RemoteASE { SELECT * FROM titles };

次の例は、リモートサーバー aseprod でのパススルーセッションを示します。

FORWARD TO aseprod
  SELECT * FROM titles
      SELECT * FROM authors
FORWARD TO;