SYNCHRONIZE 文によって最後に開始された同期に関する情報を返します。
sp_get_last_synchronize_result ( conn_id, complete_only )
conn_id SYNCHRONIZE 文が実行された接続の接続 ID 番号を指定する INTEGER パラメーター。値を指定しない場合、現在の接続の接続 ID が使用されます。
complete_only 完了した同期に関する情報が返されるようにするには、この BIT パラメーターを 1 に設定します。現在アクティブな同期に関する情報が返されるようにするには、このパラメーターを 0 に設定します。
カラム名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
row_id | BIGINT | ローがテーブルに挿入された順序を判断するために使用するテーブルのプライマリキー。 |
conn_id | UNSIGNED INT | このイベントを生成した SYNCHRONIZE 文を実行した接続の接続 ID 番号。 |
result_time | TIMESTAMP | イベントが synchronize_results テーブルに追加された時刻。 |
result_type | CHAR(128) | イベントのタイプ。 |
parm_id | INTEGER | 各イベントには対応する 0 個以上のパラメーターが存在する可能性があります。parm_id カラムは、各イベントに対応するパラメーターの順序を決定します。 |
parm_result | long varchar | イベントパラメーターに関連付けられているメッセージテキスト。 |
過去または現在の同期の詳細を表示するには、グローバル共有テンポラリテーブルの synchronize_results と synchronize_parameters を直接問い合わせる代わりに、sp_get_last_synchronize_result ストアドプロシージャーを使用できます。このストアドプロシージャーでは、指定した接続 ID 番号に対する最後の同期の結果のみを返します。パラメーターを何も指定しないと、現在の接続に対して完了した最後の同期が返されます。
また、このストアドプロシージャーを使用して、現在の接続以外の接続に対する同期の進行状況をモニターすることもできます。別の接続に対する同期の進行状況をモニターするには、次の手順に従います。
SELECT CONNECTION_PROPERTY 文を実行して、現在の接続の接続 ID を確認します。
SELECT CONNECTION_PROPERTY 文によって返された接続 ID を使用して SYNCHRONIZE 文を実行します。
別の接続に対して、SELECT CONNECTION_PROPERTY 文を実行し、@complete_only パラメーターを 0 に設定します。指定した接続に対する最後の同期に関する情報が返されます (同期が未完了の場合も同様)。
synchronize_parameters テーブルのイベントとそれに関連付けられた parm_id 値のリストを次に示します。
イベント | parm_id 値 | 説明 |
---|---|---|
DBSC_EVENTTYPE_ERROR_MSG | 0 | エラーメッセージ文。 |
1 | メッセージに関連したメッセージ ID。 | |
DBSC_EVENTTYPE_WARNING_MSG | 0 | 警告メッセージのテキスト。 |
1 | メッセージに関連したメッセージ ID。 | |
DBSC_EVENTTYPE_INFO_MSG | 0 | 情報メッセージのテキスト。 |
1 | メッセージに関連したメッセージ ID。 | |
DBSC_EVENTTYPE_PROGRESS_INDEX | 0 | 新しい進行状況のインデックス値。 |
DBSC_EVENTTYPE_PROGRESS_TEXT | 0 | 新しい進行状況のテキスト文。 |
DBSC_EVENTTYPE_TITLE | 0 | 新しいウィンドウタイトル。 |
DBSC_EVENTTYPE_SYNC_DONE | 0 | 同期からの exit コード。0 は成功。 |
DBSC_EVENTTYPE_ML_CONNECT | 0 | 使用されている通信プロトコル。 |
1 | 使用されているネットワークプロトコル。 | |
DBSC_EVENTTYPE_DOWNLOAD_COMMITTED | 0 | コミットされた insert/update 操作の数。 |
1 | コミットされた delete 操作の数。 | |
DBSC_EVENTTYPE_UPLOAD_SENT | 0 | アップロードされた insert 操作の数。 |
1 | アップロードされた update 操作の数。 | |
2 | アップロードされた delete 操作の数。 |
DBA
なし。
次の例では、現在の接続に対して完了した最後の同期に関する情報を返します。
CALL sp_get_last_synchronize_result(); |
次の例では、sp_get_last_synchronize_result システムプロシージャーを呼び出すときに名前付きパラメーターを使用し、接続 ID 25 から開始された最後に完了した同期についての情報を返します。
CALL sp_get_last_synchronize_result( @conn_id=25, @complete_only=1); |
![]() |
DocCommentXchange で意見交換できます
|
Copyright © 2012, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 12.0.1 |