TREAT ( geometry-expression AS subtype )

要求されたデータ型によって異なります。

TREAT 関数は、ジオメトリでのみ使用できます。

式の動的タイプがターゲットのデータ型のサブタイプでない場合は、エラーが返されます。また、CAST 関数を使用して、ジオメトリ式が宣言されたタイプを変更することもできます。ただし、CAST 関数では、サブタイプ階層の外側を変更できます。たとえば、CAST を使用して、ポイントをマルチポイントに変換することができます。このような変換を実行すると、式の動的タイプに予期しない変更が加えられることがあるため、スーパータイプからサブタイプに移動する場合は TREAT 関数を使用することをおすすめします。また、TREAT 関数は、CAST 関数と比較して、より効率的に実行されます。

• サブタイプへの TREAT 式の使用
• CAST 関数 [データ型変換]

Interactive SQL で次の文を実行して、テーブルを作成し、2 つの値をロードします。

DROP TABLE IF EXISTS treatExample;
CREATE TABLE treatExample( pk INT PRIMARY KEY, geo ST_Geometry );
INSERT INTO treatExample VALUES(0, NEW ST_Point(3,4) );
INSERT INTO treatExample VALUES(1, NEW ST_MultiPoint( new ST_Point( 5, 6 ) ) );

次のクエリはエラーを返します。タイプ '%1' には '%2' というメソッドはありません ('%3' 付近)。を参照してください。

SELECT geo.ST_X() FROM treatExample T WHERE pk = 0;

次のクエリは成功します。

SELECT TREAT( geo AS ST_Point ).ST_X() FROM treatExample WHERE pk = 0;

次のクエリはエラーを返します。タイプ '%1' には '%2' というメソッドはありません ('%3' 付近)。を参照してください。

SELECT TREAT( geo AS ST_Point ).ST_X() FROM treatExample T WHERE pk = 0;

次の例では、TREAT 文の代わりに CAST 文が使用されているため、成功します。

SELECT CAST( geo AS ST_Point ) FROM treatExample WHERE pk = 1;