[空間参照系の作成ウィザード] を使用して設定を基礎とするテンプレートとして、既存の空間参照系 (SRS) を使用する空間参照系を作成できます。
前提条件
DBA 権限または SYS_SPATIAL_ADMIN_ROLE グループのメンバー
SRS に関連付ける測定単位は、あらかじめ用意しておく必要があります。
内容と備考
空間参照系を作成する場合、既存の空間参照系をテンプレートとして使用し、設定のベースにします。このため、作成したい空間参照系と類似した空間参照系を選択してください。設定は後で編集できます。
Sybase Central で、DBA 権限を持つユーザーまたは SYS_SPATIAL_ADMIN_ROLE グループのメンバーとしてデータベースに接続します。
左ウィンドウ枠で、[空間参照系] » を右クリックし、[新規] » [空間参照系] を選択します。
[事前に定義されたすべての空間参照系のリストから選択する] を選択して、[次へ] をクリックします。
ウィザードの指示に従います。
既存の空間参照系に基づいて空間参照系を作成する場合、Well Known 値に 1000000000 を加えた値を SRID 値に設定します。
SRID を割り当てるときは、回避する番号範囲についての推奨事項を確認してください。これらの推奨は、CREATE SPATIAL REFERENCE SYSTEM 文の IDENTIFIED 句の項で説明されています。
空間参照系の定義が表示されます。
この空間参照系の定義で問題がない場合は、[完了] をクリックします。
例
次に、既存の空間参照系に基づいた空間参照系を作成する例を示します。
DBA 権限を所有するユーザーまたは SYS_SPATIAL_ADMIN_ROLE グループのメンバーとして、データベースに接続します。
左ウィンドウ枠で、[空間参照系] » を右クリックし、[新規] » [空間参照系] を選択します。
[事前に定義されたすべての空間参照系のリストから選択する] を選択して、[次へ] をクリックします。
[空間参照系の選択] ウィンドウが表示されます。
NAD83 空間参照系に基づいた空間参照系を作成するには、NAD83 と入力します。名前と ID を [事前に定義された空間参照系を選択する] フィールドに入力すると、空間参照系のリストが、テンプレートとして使用する空間参照系が表示されるように移動します。
NAD83 をクリックし、[次へ] をクリックします。
[線の解釈の選択] ウィンドウが表示されます。
線の解釈として [曲面] をクリックします。
[名前] フィールドに NAD83custom と指定します。
既存の空間参照系に基づいて空間参照系を作成する場合、Well Known 値に 1000000000 を加えた値を SRID 値に設定します。たとえば、[空間参照系 ID] フィールドの値を 4269 から 1000004269 に変更します。
SRID を割り当てるときは、回避する番号範囲についての推奨事項を確認してください。これらの推奨は、CREATE SPATIAL REFERENCE SYSTEM 文の IDENTIFIED 句の項で説明されています。
[次へ] をクリックします。
[コメントの指定] ウィンドウが表示されます。
必要に応じて、空間参照系の説明を記述し、[次へ] をクリックします。
[完了] をクリックします。
空間参照系の定義が表示されます。
[完了] をクリックします。
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