ST_AsWKT メソッド

geometry-expression.ST_AsWKT([ format])

名前	型	説明
format	VARCHAR(128)	geometry-expression を WKT に変換するときに使用する出力テキストフォーマットを定義する文字列。指定しない場合、フォーマット文字列のデフォルトは 'WKT' です。

LONG VARCHAR geometry-expression の WKT 表現を返します。

ST_AsWKT メソッドは、ジオメトリを表すテキスト文字列を返します。さまざまなテキストフォーマットが (関連付けられているオプションとともに) サポートされており、オプションの format パラメーターを使用して目的のフォーマットを選択します。

フォーマット文字列では、出力フォーマットとそのフォーマットに対するパラメーターを定義します。フォーマット文字列のフォーマットは次のいずれかです。

format-name

format-name(parameter1=value1;parameter2=value2;...)

parameter1=value1;parameter2=value2;...

最初のフォーマットでは、フォーマット名を指定し、パラメーターは指定しません。すべてのフォーマットパラメーターでデフォルト値が使用されます。2 番目のフォーマットでは、フォーマット名と名前付きパラメーター値のリストを指定します。指定しないパラメーターでは、デフォルト値が使用されます。最後のフォーマットでは、パラメーター値のみを指定し、フォーマット名にはデフォルトの 'WKT' を使用します。

次のフォーマット名を使用できます。

WKT SQL/MM と OGC で定義された Well-Known-Text フォーマット。
EWKT PostGIS で定義された Extended-Well-Known-Text フォーマット。このフォーマットには、ジオメトリの SRID が含まれます。また、Z 値と M 値の表現方法が WKT と異なります。

次のフォーマットパラメーターを指定できます。

フォーマット名	パラメーター名	デフォルト値	指定可能な値	説明
WKT	Version	1.2	1.1 OGC SFS 1.1 で定義された WKT。このフォーマットには、Z 値と M 値は含まれません。ジオメトリに Z 値または M 値が含まれている場合、それらの値は出力では削除されます。 1.2 OGC SFS 1.2 で定義された WKT。これは、バージョン 1.1 の 2D データに適合し、Z 値と M 値をサポートするようにフォーマットを拡張します。 PostGIS いくつかの他のベンダーが使用している WKT フォーマット。OGC 1.2 とは異なる方法で Z 値と M 値が含まれています。	version パラメーターでは、使用される WKT 仕様のバージョンを制御します。

注意

ST_AsWKT では、デフォルトで、使用可能な場合はジオメトリの元のフォーマットが使用されます。それ以外の場合は、内部フォーマットが使用されます。内部フォーマットと元のフォーマットの詳細については、STORAGE FORMAT 句、CREATE SPATIAL REFERENCE SYSTEM 文を参照してください。

SQL/MM (ISO/IEC 13249-3: 2006) ベンダー拡張

次の例では、結果として SRID=0;Polygon ((3 3, 8 3, 4 8, 3 3)) を返します。

SELECT Shape.ST_AsWKT( 'EWKT' ) FROM SpatialShapes WHERE ShapeID = 22

ST_AsWKT メソッド

構文

パラメーター

戻り値

備考

注意

標準と互換性

例