サーバークラス aseodbc のサーバーは Sybase SQL Server と Adaptive Server Enterprise (バージョン 10 以降) のデータベースサーバーです。クラスが aseodbc のリモートの Adaptive Server Enterprise サーバーに接続するには、SQL Anywhere に Adaptive Server Enterprise ODBC ドライバーと Open Client 接続ライブラリのインストールが必要ですが、パフォーマンスは ASEJDBC クラスよりも優れています。
Open Client はバージョン 11.1.1、EBF 7886 以降が必要です。Open Client をインストールして Adaptive Server Enterprise サーバーへの接続を検証してから、ODBC をインストールして SQL Anywhere を設定してください。Sybase ODBC ドライバーはバージョン 11.1.1、EBF 7911 以降が必要です。
quoted_identifier オプションのローカル設定は、Adaptive Server Enterprise の引用符付き識別子の使用を制御します。たとえば、quoted_identifier オプションをローカルで Off に設定すると、Adaptive Server Enterprise に対して引用符付き識別子がオフになります。
[Configuration Manager] でユーザーデータソースを次の属性で設定します。
[General] タブ [Data Source Name] に任意の値を入力します。この値は、CREATE SERVER 文の USING 句に使用されます。
サーバー名は Sybase interfaces ファイルにあるサーバー名と一致させてください。
[Advanced] タブ [Application Using Threads] オプションと [Enable Quoted Identifiers] オプションをクリックします。
[Connection] タブ [charset] フィールドを、SQL Anywhere の文字セットに一致するように設定します。
[language] フィールドを、エラーメッセージを表示したい言語に設定します。
[Performance] タブ [Prepare Method] を 「2-Full」 に設定します。
最高のパフォーマンスを得るには、[Fetch Array Size] をできるだけ大きな値に設定します。これはメモリ内にキャッシュされるローの数なので、この値を大きくすると必要なメモリ量が増大します。Adaptive Server Enterprise では 100 の値を使用することをおすすめします。
[Select Method] を 「0-Cursor」 に設定します。
[Packet Size] をできるだけ大きな値に設定します。Adaptive Server Enterprise では -1 の値を使用することをおすすめします。
[Connection Cache] を 1 に設定します。
CREATE TABLE 文を実行するときに、SQL Anywhere は、データ型を対応する Adaptive Server Enterprise のデータ型に自動的に変換します。次の表に、SQL Anywhere から Adaptive Server Enterprise へのデータ型変換を示します。
SQL Anywhere データ型 | Adaptive Server Enterprise のデフォルトデータ型 |
---|---|
BIT | bit |
TINYINT | tinyint |
SMALLINT | smallint |
INT | int |
INTEGER | integer |
DECIMAL [defaults p=30, s=6] | numeric(30,6) |
DECIMAL(128,128) | not supported |
NUMERIC [defaults p=30 s=6] | numeric(30,6) |
NUMERIC(128,128) | not supported |
FLOAT | real |
REAL | real |
DOUBLE | float |
SMALLMONEY | numeric(10,4) |
MONEY | numeric(19,4) |
DATE | datetime |
TIME | datetime |
TIMESTAMP | datetime |
SMALLDATETIME | datetime |
DATETIME | datetime |
CHAR(n) | varchar(n) |
CHARACTER(n) | varchar(n) |
VARCHAR(n) | varchar(n) |
CHARACTER VARYING(n) | varchar(n) |
LONG VARCHAR | text |
TEXT | text |
BINARY(n) | binary(n) |
LONG BINARY | image |
IMAGE | image |
BIGINT | numeric(20,0) |
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