全文検索を実行すると、テーブルローではなく、「テキストインデックス」が検索されます。したがって、全文検索を実行する前に、検索するカラムにテキストインデックスを作成する必要があります。テキストインデックスには、インデックス付けされたカラム内の単語の位置情報が格納されます。テキストインデックスを使用したクエリは、テーブル内のすべての値をスキャンする必要があるクエリよりも高速になる可能性があります。
テキストインデックスを作成する場合、テキストインデックスの作成と再表示に使用される「テキスト設定オブジェクト」を指定できます。テキスト設定オブジェクトには、インデックスの構築方法に影響する設定が含まれます。テキスト設定オブジェクトを指定しない場合、データベースサーバーはデフォルトの設定オブジェクトを使用します。
テキストインデックスの「再表示タイプ」も指定できます。再表示タイプによって、テキストインデックスの再表示の頻度が決まります。最後に再表示されたテキストインデックスが最も正確な結果を返します。ただし、再表示には時間がかかるため、パフォーマンスに影響する可能性があります。たとえば、インデックス付けされたテーブルを頻繁に更新する場合、基本となるデータが変更されるたびにテキストインデックスを再表示するように設定すると、パフォーマンスに影響する可能性があります。
テキストインデックスの単語の位置情報が維持されていることを確認するために、VALIDATE TEXT INDEX 文を使用できます。位置情報が維持されていない場合は、エラーが生成されます。
既存のテキストインデックスの設定を表示するには、sa_text_index_stats システムプロシージャーを使用します。
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