SQL Anywhere は、Transact-SQL の CREATE DEFAULT 文や CREATE RULE 文はサポートしません。CREATE DOMAIN 文を使用すると、デフォルトとルール (いわゆる、CHECK 条件) がドメインの定義に組み込まれるので、Transact-SQL の CREATE DEFAULT 文と CREATE RULE 文に対して、類似した機能性が与えられます。
SQL Anywhere では、ドメインはデフォルト値とそれに対応した CHECK 条件を持つことができ、その CHECK 条件はそのデータ型に基づいて定義されたすべてのカラムに適用されます。ドメインを作成するには、CREATE DOMAIN 文を使用します。
デフォルト値とルール、または CHECK 条件は、個々のカラムについて、CREATE TABLE 文または ALTER TABLE 文を使用して定義できます。
Adaptive Server Enterprise では、CREATE DEFAULT 文は名前付きデフォルトを作成します。このデフォルトは、特定のカラムにバインドすることによって、カラムのデフォルト値として使用できます。また、sp_bindefault システムプロシージャーを使用してドメインのカラムにバインドすると、ドメインのすべてのカラムのデフォルト値として使用できます。CREATE RULE 文は、名前のついたルールを作成します。このルールは、特定のカラムにバインドすることによって、さまざまなカラムのドメイン定義に使用でき、データ型にバインドすると、そのドメインのすべてのカラムのルールとして使用できます。ルールをデータ型やカラムにバインドするには、sp_bindrule システムプロシージャーを使用します。
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