Mobile Link ユーザー名はユーザーを識別し、認証に使用されます。リモート ID は Mobile Link リモートデータベースをユニークに識別します。
多くの同期スクリプトでは、リモートデータベースの識別にオプションでリモート ID (名前付きパラメーター s.remote_id) または Mobile Link ユーザー名 (s.remote_id) を使用できます。リモート ID を使用するといくつかの利点があります (特に Ultra Light の場合)。
リモートデータベースと Mobile Link ユーザーが 1 対 1 の関係になるように配備する場合は、リモート ID を無視できます。この場合、Mobile Link イベントスクリプトでは、username パラメーターを参照できます。このパラメーターは、認証に使用する Mobile Link ユーザー名です。
Mobile Link ユーザーが別のデータベースでデータを同期し、各リモートデータベースのデータが同じ場合は、同期スクリプトは、Mobile Link ユーザー名を参照できます。Mobile Link ユーザーが別のデータベースで別のデータセットを同期する場合は、同期スクリプトは、リモート ID を参照する必要があります。
Mobile Link サーバーはリモート ID によって同期の進行状況を追跡するため、Ultra Light データベースでは、前回のアップロード状態が不明な場合でも、異なるユーザーによって同じデータベースを同期できます。この場合、別のユーザーごとのローの一部は失われてダウンロードされることがない可能性があるため、タイムスタンプベースのダウンロードスクリプトでは Mobile Link ユーザー名は参照できなくなります。これを防ぐには、同じリモートデータベースを使用して、統合データベースのテーブルを各ユーザーのローにマッピングする必要があります。現在の同期に対するリモート ID に基づいたテーブルのマッピングと統合テーブルのジョインによって、すべてのユーザーのすべてのデータを確実にダウンロードできます。
別のスクリプトバージョンを使用して、異なるデータを別のリモートデータベースに同期することもできます。
![]() |
DocCommentXchange で意見交換できます
|
Copyright © 2012, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 12.0.1 |