「Mobile Link ユーザー」とは、Mobile Link サーバーに接続するときに認証に使用される名前で、「同期ユーザー」とも呼ばれます。
ユーザーを同期システムに含めるための条件は次のとおりです。
リモートデータベース上に Mobile Link ユーザー名を作成してください。
Mobile Link ユーザー名を Mobile Link サーバーに登録してください。
Mobile Link ユーザーの名前とパスワードは、データベースユーザーの名前とパスワードとは異なります。Mobile Link ユーザー名は、リモートデータベースから Mobile Link サーバーへの接続を認証するために使用されます。
カスタム認証スクリプトを使用しないかぎり、Mobile Link ユーザー名では常に大文字と小文字が区別されます。したがって、リモートデータベースで指定されたユーザー名は、大文字と小文字の区別を含め、統合データベースに登録されたユーザー名と正確に一致する必要があります。Mobile Link ユーザー名を定義するときは、次の点に注意してください。
Mobile Link 同期システムでは、大文字と小文字の区別を除き、2 つのユーザー名を同じにすることはできません。 たとえば、ユーザー名に 「aA」 または 「Aa」 を指定することはできますが、両方は指定できません。
ユーザー名を使用し始めたら、常に同じ大文字/小文字を使用する必要があります。 たとえば、ユーザー 「Aa」 を追加して同期した場合、「Aa」 を使用して同期を継続する必要があります。「aA」 を使用すると、処理に失敗します。
カスタム認証スクリプトを使用する場合、ユーザー名の大文字と小文字の区別はスクリプトで判断されます。
ユーザー名を使用して、Mobile Link サーバーの動作を制御することもできます。そのためには、同期スクリプト内で username パラメーターを使用します。 スクリプトでのリモート ID と Mobile Link ユーザー名を参照してください。
Mobile Link ユーザー名は、統合データベースの Mobile Link システムテーブル ml_user の name カラムに格納されます。
Mobile Link ユーザー名は、同期システム内でユニークである必要はありません。セキュリティ上問題がない場合は、各リモートデータベースに同じ Mobile Link ユーザー名を割り当てることもできます。
Mobile Link ユーザーの作成と登録
ユーザーの最初のパスワードを設定する
新しいユーザーからの同期
エンドユーザーに対するパスワード入力の要求
パスワードの変更
リモート ID
ユーザー認証メカニズム
ユーザー認証アーキテクチャー
認証処理
カスタムユーザー認証
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