各種のプロパティを設定して、クラスインスタンスの動作を変更します。
public virtual bool SetProperty(const char * name, const char * value)
name 設定するプロパティの名前。有効なプロパティ名のリストについては、表を参照してください。
value プロパティに設定する値。指定する文字列は、DBCS_MAX_PROPERTY_LEN バイト未満にしてください。
プロパティが正常に設定された場合は true、正常に設定されなかった場合は false を返します。false が返されたときは、GetErrorInfo メソッドを呼び出して、失敗に関する詳細な情報を取得できます。
プロパティ値への変更は、変更後に行われた同期要求にのみ反映されます。
server path プロパティを設定して、StartServer メソッドが呼び出されたときにクライアントが dbmlsync.exe を起動するディレクトリを指定できます。このプロパティが設定されていない場合、PATH 環境変数を使用して dbmlsync.exe が検索されます。コンピューターに複数のバージョンの SQL Anywhere がインストールされている場合は、server path プロパティを使用して dbmlsync.exe のロケーションを指定することをおすすめします。これは、PATH 環境変数によって、インストールされた別のバージョンの SQL Anywhere の dbmlsync 実行プログラムが検出される可能性があるためです。次に例を示します。
ret = cli->SetProperty("server path", "c:\\sa12\\bin32"); |
プロパティは、GetEvent メソッドによって返されるイベントのタイプを制御します。不要なイベントを無効にすることによって、パフォーマンスを向上できることがあります。イベントタイプは、対応するプロパティを 1 に設定すると有効になり、0 に設定すると無効になります。
次の表に、使用可能なプロパティ名と、各プロパティによって制御されるイベントタイプを示します。
プロパティ名 | 制御されるイベントタイプ | デフォルト値 |
---|---|---|
enable errors | DBSC_EVENTTYPE_ERROR_MSG | 1 |
enable warnings | DBSC_EVENTTYPE_WARNING_MSG | 1 |
enable info msgs | DBSC_EVENTTYPE_INFO_MSG | 1 |
enable progress | DBSC_EVENTTYPE_PROGRESS_INDEX | 0 |
enable progress text | DBSC_EVENTTYPE_PROGRESS_TEXT | 0 |
enable title | DBSC_EVENTTYPE_TITLE | 0 |
enable sync start and done |
DBSC_EVENTTYPE_SYNC_START DBSC_EVENTTYPE_SYNC_DONE |
1 |
enable status |
DBSC_EVENTTYPE_ML_CONNECT DBSC_EVENTTYPE_UPLOAD_COMMITTED DBSC_EVENTTYPE_DOWNLOAD_COMMITTED |
1 |
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