SIRT 要求を追跡するために、Mobile Link サーバーには RTNotifier という Notifier が組み込まれています。RTNotifier は Mobile Link のシステムテーブルをチェックし、SIRT が起動されている場合には、Mobile Link エージェントが Mobile Link サーバーをポーリングすると、RTNotifier がクライアントに適切なリモートタスク情報を送信し、リモートタスクが実行されます。
RTNotifier はデフォルトで実行されます。リモートタスクの集中管理を使用しない場合は、次のオプションを使用して RTNotifier を無効にできます。
RTNotifier オプションはオプションと値の組み合わせによって指定され、ml_property system テーブルに挿入されます。次の例では、RTNotifier をオフにする方法を示します。この例では、RTNotifier オプションは enable であり、値は no に設定されています。SIRT はコンポーネント名で、RTNotifier(RTNotifier1) は Notifier 名ですが、これらの 2 つのカラムは内部でのみ使用されるため、変更することはできません。
call ml_add_property( 'SIRT', 'RTNotifier(RTNotifier1)', 'enable', 'yes' ); |
次の表には、ml_property system テーブルに指定できる RTNotifier オプションがリストされています。
オプション |
値 |
説明 |
---|---|---|
autoset_poll_every |
{ yes | no } |
エージェントによるMobile Link サーバーへのリモートタスク要求のポーリングの頻度に基づいて、poll_every プロパティが自動的に調整されるかどうかを指定します。poll_every が調整される場合には、RTNotifer が update_poll_every 値に基づいて更新をチェックすると、更新内容が表示されます。 |
enable |
{ yes | no } |
Mobile Link サーバーが起動されるときに、RTNotifier を有効にするかどうかを指定します。このプロパティは動的には更新できません。 |
poll_every |
秒数 |
リモートタスク要求を使用してインメモリキャッシュを再設定するために、RTNotifier が request_cursor を実行する頻度を秒数で指定します。このプロパティの値が 2147483647 の場合は、RTNotifier は request_cursor を実行しません。 |
update_poll_every |
秒数 |
RTNotifier がプロパティの更新をチェックする頻度を秒数で指定します。 |
request_cursor |
このオプションは内部でのみ使用されます。統合データベースからリモートタスク要求を取り出すのに使用するクエリを指定します。 |
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