mlsrv12 -c "connection-string" -wu count ...

-wu オプションを使用して、アップロードを同時に統合データベースに適用できるデータベースワーカースレッド数を制限します。制限値に達すると、統合データベースへのアップロードの適用準備が完了しているデータベースワーカースレッドは、別のデータベースワーカースレッドがアップロードを終了するまで待機します。

統合データベースで発生する競合の最も一般的な原因は、アップロードを同時に適用するデータベースワーカースレッドが多すぎることです。通常、ダウンロードで競合が発生することははるかに少ないので、ダウンロードは mlsrv12 -w オプションのみによって制限されます。そのため、-w の設定は -wu の設定以上にしてください。

デフォルトでは、すべてのデータベースワーカースレッドで同時にアップロードを適用できます。使用されるデータベースワーカースレッドの数は -w オプションで設定します。デフォルトは 5 です。

-wu を指定しない場合、同時に実行される任意またはすべてのデータベースワーカスレッドに、アップロードが適用される可能性があります。-wu を指定する場合は、アップロードは特定の数のデータベースワーカスレッドにのみ適用されます。その場合、Mobile Link サーバーがスループットを向上させようとしてデータベースワーカスレッドの数を増加させるため、一時的に競合の発生が多くなる場合があります。こうした競合が検出されると、スレッド数を減少させます。

アップロードがダウンロード専用同期と常に混在するような負荷の高い環境では、-wu オプションの設定をおすすめします。

LAN と PC 上のリモートデータベースを使用するパイロット設定では、アップロード専用同期とダウンロード専用同期の両方に対して、データベースワーカースレッドの最適数は約 10 であり、それが統合データベースの CPU 使用率 100% に相当します。データベースワーカースレッドの数が少ないと、スループットが低下し、統合データベースの CPU 使用率が低下します。データベースワーカースレッドの数が多くても、統合データベースの処理速度はデータベースワーカースレッド数が 10 の場合と同じなので、スループットは向上しません。

• -w mlsrv12 オプション
• -wm mlsrv12 オプション
• -sm mlsrv12 オプション