次に、同期モデルの制限事項をいくつか示します。
モデル以外で行われた変更の再展開はできない 同期モデルを展開し、その後でモデル以外で変更を加えた場合、この変更はモデルに保存されません。モデルを開始ポイントとして使用して展開し、すべての変更をモデル以外で行う場合はこれで問題ありません。ただし、モデルを再展開する場合は、Mobile Link プロジェクトで変更を行い、変更の保存と再展開ができるようにする方が適切です。
バージョン 1 つの同期モデルに設定できるバージョンは 1 つのみです。 スクリプトバージョンを参照してください。
Mobile Link システムデータベース 同期モデルを展開する場合、統合データベースとは別の Mobile Link システムデータベースを使用することはできません。 Mobile Link システムデータベースを参照してください。
複数のパブリケーション 複数のパブリケーションを作成することはできません。モデルの展開後、CREATE PUBLICATION 文などの非モデルメソッドを使用して、パブリケーションをさらに追加することはできます。ただし、この方法で追加したパブリケーションをリバースエンジニアリングでモデルに戻すことはできません。 パブリケーションを参照してください。
ビュー テーブルマッピング用に統合データベースのテーブルを選択する場合、ビューは選択できません。
計算カラム 統合データベースのテーブルで、計算カラムはアップロードできません。計算カラムがある同期モデルを展開すると、タイムスタンプベースのダウンロードに使用するトリガーの作成に失敗する場合があります。カラムを同期対象から除外するか、テーブルをダウンロード専用に設定します (このとき、スナップショットダウンロードを使用するか、生成済み統合 SQL ファイルを編集して、計算カラムをトリガー定義から削除します)。
計算カラムをコピーすると、新しいリモートスキーマを展開して新しいリモートデータベースを作成する際に構文エラーが発生します。計算カラムを扱う際は、次のいずれかを行います。
同期モデルを既存のリモートデータベースに展開する。
リモートスキーマから計算カラムを除外する。計算カラムがある統合データベースのテーブルを同期する場合、テーブルにアップロードすることはできません。
Microsoft SQL Server AdventureWorks サンプルデータベースには、計算カラムが含まれています。このデータベースを使用してモデルを作成する場合、カラムをダウンロード専用に設定するか、カラムを同期対象から除外します。
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